史上最強のお笑い「舞台」芸人・サンドウィッチマンの安定感
こんなことは私が改めて言うまでもなく、マトモな感覚を持っていたら大抵の人はとっくに気づいているでしょう。
私もずっと関西に住んでいるので、「人生幸朗・生恵幸子」、「やすしきよし」、「紳助・竜介」、そして20代の頃の「ダウンタウン」などなどさまざまな芸人たちの舞台でのネタを幼少から見続けてきましたが、これらすごい芸人たちよりも更に別の次元までいってしまっているコンビがこの「サンドウィッチマン」です。
確かに観客をゲラゲラ笑かしてくれるネタを何本が持ってる芸人は過去いくらでもいますし、そのなかにはサンドウィッチマンよりも抱腹絶倒させられるネタもあったでしょう。ただし、ほぼハズレなしにすべてのネタが安定しておもろい舞台芸人ってのは私が知る限りはサンドウィッチマン以外知りません。
現在過去問わずこれ以上の安定感がある芸人を知っているという人がいれば私に是非教えてもらいたいところですが、まぁまず存在しないのはほぼ確実でしょう。
「サンド」ではネタを書き、ボケ担当の富澤ですが、彼はこのコンビを結成する前、芸人の世界に先に入りながらも、既に就職していた同級生・伊達とコンビを組もうと3年間口説き続けます。伊達はその熱意に負けて就職先を辞めて1998年にコンビを組むことに。
事務所を転々としながら売れない日々が長く続き、無理に伊達を芸人の世界に引きずり込んだ富澤はその責任を感じ、一時期はコンビ解散のみならず自殺すら考えたといいます。
2007年のM-1で敗者復活からの決勝で圧勝したこのコンビは一気にブレイクするわけですが、他の多くのM-1優勝者がバラエティ番組なんかに仕事をシフトしていくなか、10年以上経った今でも基本的には舞台中心のスタンスを維持し、全国各地での営業をこなし、他の追随を許さない存在となりました。
下記のリンク先の「蜂の巣駆除」のネタは私がテキトーにチョイスしただけでこれがサンドのなかで特別おもしろいというわけではなく、どのネタも同様のクオリティです。しかし、このネタは13分もの長丁場ですが中だるみがないのがさすがです。
まだサンドウィッチマンのネタをよく知らない不幸な方は是非チェックしてみてください。
【公式】サンドウィッチマン コント【蜂の巣駆除】
