ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[インド映画]塚口さんさん劇場と「R R R」

日本国内で上映されたインド映画としては異例の大ヒットということで「RRR」を観ようとしたんですが、TOHOシネマズではやってなかったようなので、映画館マニア(「映画」ではなくあくまで「映画館」のマニア)の聖地、尼崎の塚口にある「さんさん劇場」に昨日初めて行って観てきました。

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この映画館でマニアを刺激するのは「音響」であるらしく、「RRR」も意図して通常より重低音を響かせて音量も上げて上映されてました。

インド映画ならではの派手めな音楽がずっと上映中に鳴っているのでこの映画館で観るにはうってつけの映画といえますが、インド映画は生まれて初めてですが本当に圧倒されました。

 

あらすじは大英帝国に支配されていた1920年代のインドが舞台で、虫ケラの如くインド人を虐殺、誘拐するイギリスに立ち向かうべく立ち上がった二人のインド人の男の話なんですが、まぁバトルシーンなんかは破茶滅茶でまるっきりマンガですw

有り得んマンガなんですが、それが芸達者な演者、迫力のカメラワーク、秀逸なVFXで観てるものを釘付けにします。

そして当時実際にあったであろう白人どもの蛮行に対する有色人種の反乱の話であり、やはり同じ有色人種の日本人としても映画を観ながら、われわれの歴史等いろいろ考えさせられます。

 

まぁそんな歴史背景とかは抜きにして、もう単純明快のわかりやすい娯楽映画ですんで、185分という長丁場の上映時間でも全く苦になりません。

同じアジア映画でも何故かアカデミー賞を獲った「パラサイト」なんてなつまんない韓国映画なんかよりも「RRR」の方が圧倒的に面白く、大袈裟かもしれませんがもはやハリウッド映画を凌駕するレベルと言っても過言じゃありません。

しかし、実写の邦画はなぜに辛気臭い映画ばかりでこういう痛快な娯楽作品を作れんのですかねぇ・・

 

この3時間超の映画を観た後、今度は阪急電車西宮ガーデンズに移動して、またも3時間超の大作「アバター2」をIMAXレーザーで見ましたが、これもえげつない迫力でしたが、とはいえ印象に残ったのはやはり「RRR」でした。

 

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アバター2」はレイトショーだったので見おわった後は終電の阪急で撤退。