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一応、風景写真がメインです

須賀川女子柔道部員リンチ事件・15年間意識不明だった侑子さん死去

福島県須賀川市」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
「そんな地名知らない」という方もおられるでしょうが、私はこの地名を聞くたび、女子柔道部員リンチ事件を思い出します。

ちょうど12年前、とある情報番組でこの事件を知って私が書いた記事です。

このブログでも実生活でも「スポーツやってるヤツはクズが多い」と自分の体験も踏まえて一貫して偏見丸出しの主張をしてきておりますが、昨今の日大アメフトやら女子体操やらいろいろなアマチュアスポーツ界のパワハラ騒動・暴行事件を見るたびに「まぁスポーツやってる連中はその程度の人間やろ」とこれまでの主張を再認識するのみで、特に私にとって大きな驚きもありません。

もちろんスポーツをやってる一部にそういうクズいるということですが、どんなクズかといえば自分より立場の弱い者、そのスポーツの能力がない者に対して「見下す」、「媚びさせる」、「虐める」ってな行為をする連中です。
くだらん優越感に浸るのが大好きな連中たちのるつぼ、それがスポーツというお遊戯です。

ただし、このリンチ事件に関しては昨今のパワハラ騒動とかそのようなレベルではなく、中1の女子に対して中2(いずれも当時)の男子部長(当時既に180cmの巨漢)がやった行為はほぼ殺人に近い暴行です。

上の過去記事を読んでもらえればわかりますが、2003年10月、男子部長の暴行により女の子は意識不明となり、そのまま昏睡状態になってしまいます。
お母様がずっと介護をされてきたわけですが、意識が戻らないまま急性気管支肺炎のため今月9月12日に亡くなったとのことです。
車谷侑子さん、享年27歳。
20日には28歳の誕生日を迎えるはずだったといいます。
※過去記事を書いた当時は名前が伏せられていましたが、今回の報道では名前が公開されていましたので私も書かせていただきます。

重大な過ちを犯したあとのこの当時中2の部長、そしてその母親、部の顧問、学校の教頭、校長といずれもクズばかりで事件当時も反省の色はなく、隠蔽・ごまかしの数々を繰り返します。
結局、侑子さんのお母様が裁判をおこすまで殆ど世間で報道もされず、その報道ですらテレ朝のワイドショーなど当時ほんの一部でした。マスコミってのはどういう基準で報道をする・しないを決定しているのか本当に不可解です。

今回、侑子さんが亡くなったことも2ちゃん(ソース元はFNN)で知りました。
朝日新聞など一部のマスメディアしか触れておらず、ヤフーニュースで検索をかけても出てきません。本当に15年前同様に不可解です。

裁判の判決がどうなったのか私はこれを書いている時点で把握していないんですが、殺人レベルの過ちを犯した今30歳になろうとしている加害者は賠償金などを払うなどの償いをおこなっているのでしょうか?
加害者であるバカ息子の行為を軽視し、うさんくさいデタラメを流布していた母親も償っているのでしょうか?
中学校の当時の校長・教頭がまだ生きているのか知るよしもありませんが、加害者親子を含め、自分たちが死ぬまでこの十字架を背負わなければならないのは当たり前ですが、侑子さんが亡くなったことで事件が更に風化してしまうとしたら本当に残念です。

侑子さんが15年の昏睡ののち、不幸にも亡くなったということは加害者たちに「殺された」と言っても過言ではないかと。
15年もの介護の甲斐なく、侑子さんと再び会話ができなかったご両親の心中や察して余りあるものがあります。

侑子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

朝日新聞をはじめ侑子さん死去の記事でこのリンチのことを「事故」とマスメディアは書いてますが、「事故」と「事件」の言葉の意味も知らんのだろうか??
故意にやった暴行で「事故」ってな表現とかどういう脳みそをして書いてるのか全く理解できませんな。
当然、キチガイの巣窟である須賀川市が現在公表している報告書は「事故」という表現。