ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

福知山脱線事故・事故調漏洩問題

JR西日本は一時期「井手商会」と呼ばれていたらしい。
92年にJR西日本社長に就任した井手正敬というオッサンは相当なワンマン社長だったためだ。
国鉄の分割民営化に一役買ってその力を強めた。

コイツは福知山脱線事故当時は相談役という立場だったが、このオッサンがJR西を「金儲け主義」にひた走らせ、安全面を軽視する体質へと作り上げていったといっても過言ではなかろう。
事故後、コイツはマスコミに叩かれるのを恐れてか、とっとと相談役を辞任したんだが、子会社の幹部に天下りしていたため、結局は叩かれるハメになった。

井手は事故後はろくにマスコミのインタビューに応じないどころか(※朝日新聞のインタビューを受けたことはある)、再三の要望を無視して未だ遺族と面会すらしていない
どうやら我がの寿命が尽きるまで逃げ切るつもりでいるらしい。
JR西という会社内ではどんだけえらいオッサンかしらんが、そっから一歩出た世間から見れば単なるクズ人間以外のなにもんでもない。

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↑コイツが逃げ回ってる井手正敬(今はもっとじじぃ)

さて、こういうじじぃが事故が発生するまでJR西を牛耳ってきたわけだが、ここで山崎正夫前社長だ。

神戸地検は今年7月8日、業務上過失致死傷罪でJR西日本山崎正夫社長(当時)を在宅起訴した。
現場を急カーブに付け替えた平成8年当時、鉄道本部長だった彼には、ATSの設置など適切な安全対策を怠り、列車を走行させた過失があったと判断した。

結局起訴されたのはこの人だけだったんで、アル意味、事故起した運転手を除いてはこの人が一番の責任があるようなかたちになってしまうわけだが、彼が事故後、社長に就任後してからの姿勢は一部の遺族で評価する向きもあった。
ワタシも個人的には社長としての彼の振る舞いは井手というじじぃと違って「逃げる」という印象はあまりなかったため、結構いい印象を持っていたのだが突然沸いて出てきた報道が今回の「漏洩問題」。

「結局お前もか」とホンマ愕然とさせられる。
もともとJR西に不信感を募らせていた遺族の方々は更にそれが確信へと変わってしまっただろう。
幹部どもがクズであるばっかりに、各遺族の担当をしている末端のJR西の社員もホンマ気の毒である。

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漏洩問題で謝罪する前社長