ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

新幹線無差別殺傷事件とセキュリティ問題

週末の東海道新幹線のぞみの最終で起こった凄惨な事件、発生からしばらくは犠牲になった男性の名前などが不明なままでしたが、後に梅田耕太郎さんという38歳の方であることが判明しました。
私の地元の尼崎在住の方ということで、危険を顧みず女性たちを助けた勇敢な行為に心底敬意を表するとともにご冥福をお祈りいたします。

通路側に座ってた22歳の小島一朗というクズは自分のすぐ隣の女性をはじめに切りつけ、その後通路を挟んだ隣の女性を切りつけたとのこと。
こんな無差別で人を殺そうとするようなクズの性別はまず男しかおらんわけですが、こういうクズを制するのもまた男しか無理なわけです。

小島の2列後ろに座ってた梅田さんは車内でうたた寝とかをしていなかった場合は女性が切りつけられる場面を最初から見ていたでしょうし、真っ先に逃げることも可能だったはずです。
それをナタのような刃物を持った男に一人で立ち向かった行為は仮に自分がその場にいたとして同じ行動が取れるのか、男であれば誰しもが考えさせられます。

実は私はこういうクズ人間に遭遇した場合のことを考えて、カバンには常時武器みたいな物を忍ばせてますが(法的に全く問題ない類のものです)、刃物を振りかざす男に対抗できるような代物でもないため、実際にその場にいたら怯んでしまうかもしれません。

梅田さんが女性たちを助けなければ、女性たちが更に傷を負ってたかもしれないし、更なる犠牲者が出ていたかもしれないわけで、梅田さんの勇気ある行動は本当に尊いものだったと思われます。
願わくば、梅田さんのような勇敢な男性が他に車両に乗っていなかったのか。
小島は梅田さんに馬乗りになって何十回も切りつけていたといいますが、その間は小島の背中はガラ空きのはずで、背後からヤツを襲うことは可能だったはず。
勇気ある男性が梅田さんだけだったことが本当に残念です。



ここ数年は新幹線内での殺人事件が何度か起こっているため、その度に新幹線のセキュリティの話が出てきます。
欧州の高速鉄道や中国の地下鉄なんかのセキュリティと比較して今の新幹線が在来線と同じレベルで簡単に乗れることを疑問視する話も出てきます
が、本当にセキュリティを高めるなら飛行機の搭乗手続きレベルにしないと殆ど意味がない。
完全に外界と遮断し、持ち物検査をするようなスペースや資金、人員が確保できるはずもなく、そもそもそんなのを対応したら新幹線の利点が大幅に削がれます。

私は新幹線はあまり利用しませんが、在来線などに乗ってて気になるのはやはり女性乗務員です。
女性がこれまで男性限定だった業務に進出するのは結構なことですが、鉄道の女性乗務員ってのは当初からずっと疑問をいだいております。
というのも、今回の事件ほどでなくても鉄道の客にはタチの悪いヤツが紛れ込んでることがいくらでもあるわけで、その際には結局頼りになるのは乗務員です。
女性乗務員がタチの悪い客の対応などできるもんでしょうか?
※客のトラブルのみならず、鉄道に起こりうるあらゆる事故なども同様

例えば今回の事件に関しては梅田さんが切りつけられている最中も乗務員はほぼ傍観に近い状態だったように報道からは察することができますが(違ってたらすみません)、もし当時小島の傍にいた乗務員が屈強で体力のある男性なら背後から小島を抑え込むことが可能だったかもしれません。
(もちろん、乗務員にそんな義務ありませんが)

やはり、こういうクズが客の中にいることを想定して、新幹線その他鉄道に何かしらの犯罪を制止させるような武器を常備させて多少でも乗務員で対応させることは酷な話でしょうか?