またも「人身事故」・飛び込み自殺という「テロ行為」

先日、新幹線で焼身自殺をした男がいましたが、何の罪もない女性が巻き添えになるなどホンマ許しがたい行為で、一部マスコミで「事故」という表現を使っていましたが、こんなヒドい犯罪は事故でもなんでもありません。

このクズの犯罪行為は言うまでもないですが、ワタシが普段から許しがたい行為だと思っているのは電車への飛び込み自殺です。

これが都会の場合は連日本当に多い。

「人身事故発生により・・」と駅や車内でアナウンスされますが、これも「事故」といえるものか甚だ疑問です。

先日もワタシの住んでる地域で平日の朝7時過ぎ、踏切から40代のオトコがJRの電車に飛び込んだのですが、これが現場がちょっと田舎だったので救急車や警察が来るのが遅れたのか、それとも死体が車両に巻き込んでややこしいことになったのか定かではありませんが、復旧するのに1時間もかかりました。

朝の7時過ぎから1時間も電車が止まると、ホンマえらいことになります。

数万人規模に影響があるわけで、その中には大事な商談に間に合わなかったサラリーマンもいるでしょうし、海外旅行に行くのに飛行機に乗り遅れた人、親の死に目に会えなかった人もいるかもしれません。長時間の待ちぼうけで体調を崩す人もいるでしょう。

なんでもかんでも「テロ」という言葉を使うのもどうかとは思いますが、ホンマある意味、ここまで不特定多数の方を巻き込む行為は「テロ」そのものです。

そして鉄道会社です。

JRなどの鉄道会社が最たる被害者なわけですが、振替輸送や乗客などへのアナウンスなどのてんてこ舞いのフォローをしながら、ひたすら謝罪している様子は本当に気の毒です。

他人事ながらワタシが心配するのは飛び込んだ車両に乗っていた運転手です。

なんせ次から次から飛び込む連中がいるもんですから、経験された運転手さんは多数おられるでしょう。その中には自分の目の前で人間が飛び込む瞬間を目にされた後、トラウマになられた方もいるやもしれません。

駅で飛び込んた場合は駅員さんたちも対応にあたります。

かたちがあるんだかないだかくらいグチョグチョになった遺体を線路から担ぎ出す様子をワタシは見たことがありますが、本当に大変です。

新幹線で焼身自殺したクズは「犯罪行為」ということで名前や顔が晒されましたが、飛び込み自殺をする連中に対しても同様にすべきです。

連中やその家族に情けは不要でこれは犯罪だということを世間は認知しないといけない。

「全く関係のない大勢の方に大変な迷惑をかける行為」という認識がイマイチ欠けているから安易な行為に走るのです。

自殺したやつらからしたら「安易などとは以ての外」というでしょうが、まぁワタシからすると、「自分さえ楽になれば後はどうでもいい」という責任感もない安直な連中ばかりと言わざるをえませんわ。

「責任感があるから自殺を選択した」という者もいるでしょうが、最期に関係ない人を巻き込んだ時点で生前の実直な行為や実績はパーです。

もう一度いいますがこんな行為をする輩は「無責任」です。

自殺行為は別に否定もしませんし、死にたきゃ勝手に死ねばいいのですが、なるべく人に迷惑をかけないことをまず第一に考えるのが人として当たり前のことです。

「そんな余裕がないから自殺をする」も理由にはならない。それを許すと極端な話、新幹線のクズ男をはじめ、他人を巻き沿いにしながら（例えば無差別殺人）自殺する行為を許すことになる。

そもそも自殺という行為自体が多かれ少なかれ周辺に迷惑をかけるものです。

どうも「自殺者」というと「気の毒」というのが先に立って、その迷惑行為が免罪される風潮が昔からありますが、もうそろそろ変えていかなければならんでしょ。

それはこれから安直に自殺をしようとする人にとっても、自殺をせん程度のビミョーな不幸を背負いながら生き続けてる我々にとっても大いにプラスになるはずです。