ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

客を待つ理容店の主@尼崎

先日、宝塚駅前の大衆理容店が急に店をたたんでしまって困ってる旨の話をここで書きましたが、小心者の私はなかなか知らない理容店に突入できず、髪の毛は延びていくばかり。
昨年に散髪してから4~5ヶ月も過ぎようとし、周辺からは「昔のキムタクを目指しとんかい」とか揶揄されはじめたころ、実家の尼の商店街のはずれにある理容店が目に飛び込んできました。

今まで何万回も前を通り過ぎてたでしょうが、全くこの理容店を意識したことはありませんでしたw
70歳になろうってくらいのご主人がおひとりで切り盛りされてるであろう小さな理容店です。
店先のガラス戸に手書きで書かれたメニューには私の所望の洗髪なしの顔剃りありというややこしい選択肢もありそう。

・・が小心者の私はなかなか入れず、実家に帰る度にその前を数度通り過ぎるも、ある日、意を決して中へ。
なぜその店を選んだかというと、ご主人の客を待つお姿です。
私が店の前を通り過ぎる際、お客がいないってなことが多かったのですが、ご主人は椅子に腰掛けることもなく、散髪時にすわる椅子の背もたれに背後から両手を置いていつも立って待ってはるんですなぁ。
私がこれまで行ってた大衆理容店はもちろん待合の長椅子に腰掛けて談笑してました。ま、それが普通でしょうよ。

この客を待つご主人の姿勢に感銘して突入したわけですが、やはりご主人の腕について何も不満はありませんでした。
1時間も洗髪や顔剃りをしてくれたのにたったの二千円!これまでの大衆理容店は20分ほどで同じメニューを完了してたので3倍の時間を割いてくれてますし、しかも値段も殆ど変わらない!
これからはこのご主人のとこに通うことになりそうです。

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