ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

ソニーの瞳AF・一眼カメラはミラーレス時代へ

7~8年前、オリンパスから別のマウントへ移ろうとした際、ニコンキヤノンとで迷ったんですが、資金力が豊富で今後新たな技術をドンドン取り入れるであろう憶測のもとにキヤノンを選びました。

・・が、この憶測は誤りだったようです。
私が今使っているのは5年ほど前に買ったEOS 6Dというフルサイズの中でも一番しょぼいやつなんですが、これのMark2が昨年発売。
液晶が可動式になったり、AFが向上、高感度も若干良くなったようですが、20万円(発売当初)を超える商品の割には相変わらずホンマしょぼい。
なんと通常時の撮影の階調については私が使ってるポンコツ初代6Dより悪いってなレポートが海外の専門家から指摘される始末。
これを買ったところでまたこんな進歩のないものを5年使うと思うとうんざりしてなかなか買えないでいました。

そこで目に飛び込んできたのがまさか、まさかの別メーカーのカメラです。
世界の一眼カメラ市場でキヤノンと二分するニコンではありません。
ソニーの一眼ミラーレスカメなんですなぁ。

ちなみにキヤノンニコンも未だフルサイズのミラーレスは発売しておりません。
ソニーは数年前から発売してたのですが、最近までは全く目も向けることもありませんでした。が、その性能は全く知らぬ間にとんでもない状態になっております。

一眼レフがレンズから入る映像をレフ板を通してファインダーに映すのと違い、ミラーレスはその名の通り、レフなしで映像をそのまま液晶のファインダーに表示させるわけで、最小一眼レフをうたってたEOS6Dなんかよりもずっと小さく軽量。

AF(オートフォーカス)なんかも6D Mark2は相変わらず中央付近でエリアが狭く測距点は最大45点に対し、最近発売されたソニーのα7III(価格帯は6D Mark2と同等)は撮像エリアの約93%をカバー。693点の像面位相差検出AF、コントラストAFも425点と全く比較にならない。

シャッタースピードも6D Mark2が1/4000なのに対してα7IIIは1/8000。
高速連写や高感度もα7IIIが上、そして何より解像度なんかもα7IIIが圧倒していると海外のレポートで評されてます。
私は風景撮影がメインですが姪っ子たちや京都の芸舞妓さんなんかのポートレートを撮る場合があるわけですが、そんな人にとってはめちゃめちゃ気になる機能がα7IIIをはじめとするソニーのミラーレス陣にはあります。
それが「瞳AF」です。


顔を認識してAFをするってのはコンデジにすらある機能ですが、ソニーの瞳AFは人間の目を探し出してそこにピントを勝手に合わせてくれます。
ゴリラなんかの動物にはその機能は無理っぽいですが、例えば「せんとくん」の着ぐるみなんかには機能が働くんだそうですw(ヨドバシカメラの店員談)
うつむいた顔、振り返りざまでも瞳にピントが合うらしく、私の初代EOS 6Dの最低クソレベルのAFに比べれば夢のような話です。
・・というのも、私の撮影した写真の殆どは目にピントに合っておらず半分以上捨てるのが常です。勿論、私の腕に問題もあるでしょうが、これが劇的に改善することになります。

さて、ソニーにカメラを移すとなると問題はレンズですが、これまで買ったキヤノンのレンズが使えなくなるかというと、そうではなく、シグマなんかのマウントアダプターを使うことで瞳AFを含めほぼ全ての機能が問題なく使えるとのこと。
結構売れているというEOS 6D Mark2ですが、正直、α7IIIより優れている面って、メニューなんかの使いやすさ、ホールド感・・ってな、個人の感じ方次第ってな点くらいで、あらゆる機能においてα7IIIが圧倒しており、これを触った後はとてもじゃないが6D Mark2を買う気にはなれません。

 残念ながらソニーにマウントを移すことになりそうです。

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