ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

正月から聴いてはいけない曲

ブログのアクセス解析では閲覧者がどんなキーワードで検索してきているのか分かるんですが、昨日の元旦は「ピンクフロイド タイム」で検索して閲覧された人がいたようです。

6年前の和訳の記事ですが、歌詞の内容は以下です。




Pink Floyd - Time (2011 Remastered)

つまらない一日を時計がカチカチと時を刻む
おまえは今日もただ何気なく時間を浪費していくだけ
故郷の狭い片隅で怠惰に過ごし
ただ術を与えてくれるきっかけを待ちつづけている
 
日光浴の毎日にすっかり飽きてしまい
部屋の窓から降りそそぐ雨を見つめる日々
おまえは若いゆえに人生はまだ長く
今日も持て余すほどの時間がある
だがある日、おまえは気づく
十年という月日がとっくに過ぎ去ってしまっていることを
誰も駆け出す時期を教えてくれない
おまえはスタートの合図を逸していたのだ
 
そしておまえは太陽に向かってひた走る 
そんなおまえを置いて陽は地平線に沈んでいき
また背後からおまえを抜き去っていく
おまえから見る太陽は何も変わらないが
おまえは確実に歳をとっていく
息切れも激しくなり、そして一日一日と死に近づく
 
年を追うごとに一年は瞬く間に過ぎ
くつろぐ暇もない
計画は無駄に終わるか、せいぜい書きなぐった手帳が残るだけ
やがて英国流の静かなる絶望に身を委ねていく
時は過ぎ
歌も終わろうとしている
もっと話したいことがあったはずなのに
 
****
 
我が家、くつろげる我が家に帰ってきた
できることならば、ずっとここで過ごしていたい
すっかり疲れ果てたこの身を
暖炉の火は凍てついた骨まで暖めてくれる
広大な野原を超えて
鋼鉄の鐘の音がゆっくりと響きわたる
ひざまずく教徒たちを呼び覚まし
静かなる呪文を囁くために



全世界で5000万枚を売り上げたとも言われるアルバム「狂気」に収められたフロイドの佳曲ですが、これほど鬱になるような歌詞もない。
元旦からなぜにこんな曲を聴こうとする人がいるんでしょうw


「新年を祝う」ってのは当然「生きながらえて新年を迎えれた」ことをお互いが祝ってるわけですが、当然「生」は「死」と隣り合わせでございます。
「生」を意識するということは「死」を意識することと同義です。
私個人としては「死」が怖いというよりも「老いる」ことに恐怖を感じます。
一人モンの私としてはろくでもない地獄のような老後しか想像できまへんww

この和訳をアップしてから早くも6年。
この歌詞はその内容からして若い世代の人たちに向けた曲ですが、歳をとるにつれてこの歌詞が煽る恐怖感は増していきます。。

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(2017/01/15)この写真を撮ってからも早や一年。