ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

生きるものの歌/唄・諸口あきら,作詞・永六輔,作曲・中村八大

私の住む関西では放送されてませんが、永六輔がパーソナリティを務めるTBSの長寿番組「誰かとどこかで」が間もなく打ち切りになるという。
先日、徹子の部屋に出演したときに「何を言ってるかわからない状態」であっても番組を続けていきたいと意気込んでいたんですが・・。
永六輔はホンマつい数年前までえげつないマシンガントークができる方やったので、老いとパーキンソン症という病によってその早口のしゃべくりができなくなったことは一抹の淋しさみたいなものがあります。

さて、そこでYouTubeでたまたま見つけた「ハチロクコンビ」の曲を紹介します。
唄ってるのは諸口あきらという方で関西ではラジオパーソナリティとしても有名ですが、この方が昭和50年、京都でのコンサートで唄っている模様の音源らしいです。
恐らく諸口氏がこの曲が好きで、それでライブで取り上げたものかと。
(この歌のことは全然知らないんですが、諸口あきら氏の持ち曲とは違うみたいです)

この歌には途中に台詞が入るみたいなんですが、ネットで上がっている台詞と異なることから、どうも諸口氏が自分の息子さんに対する気持ちを台詞にしたのかと。
ちょっと日本語がおかしいところもありますが、この諸口あきら作の台詞とともに歌詞をアップします。


生きるものの歌


あなたがこの世に生まれ
あなたがこの世を去る
私がこの世に生まれ
私がこの世を去る

その時愛はあるか
その時夢はあるか
そこに幸せな別れがあるだろうか
あるだろうか

(台詞)
16歳のお前に 
お前が17歳になったとき
17歳のお前のためにこの歌を語ってやりたい
18歳、そして19歳
19歳のお前のためにこの歌をしゃべってやりたい
20,21,22・・小さな歴史を刻み

山を打つ風
空を裂こうとする風
野を持ち去るような風
ほら、海からやってくる風を防ぐあの松林みたいに
この手を広げておまえを防いでやろう

だからもう震えることもなく
この手の中で眠ってしまえ
親に抱かれた小鳥みたいに震えることもなく眠ってしまえ
子供の頃に聞いた遠いふるさとの昔話を聴かせてやろう
そして人が生きていくっていう歌も聴かせてやろう

永六輔作詞
中村八大作曲
生きるものの歌

あなたがこの世に生まれ
あなたがこの世を去る
私がこの世に生まれ
私がこの世を去る

その時未来はある
その時涙がある
そこに生きるものの歌がある
歌がある

そこに生きるものの歌がある
歌がある