Roger Waters/In The Flesh?(from Roger Waters The Wall Live)
まさしくとんでもないキチガイライブですww
Roger Waters - In the Flesh? (Live) [From Roger Waters The Wall]
ロジャー・ウォーターズ(元ピンク・フロイド)のソロライブのブルーレイが発売されたので購入しました。(現時点で日本版はまだ未発売で、輸入盤を購入。日本語字幕もあり問題なし)
キチガイじみた人物によって作成されたキチガイアルバムが「The Wall」(79年リリース)というアルバムで、普通ならこんなアルバムが売れるわけないんですが、それが驚異的に売れるんだからそれも含めてキチガイじみてますw
(当時Billboard1位、2枚組アルバムながら全米だけで1000万セットを優に超える売上げ)
その「The Wall」の全リスト約30曲をそのまま通しで演奏した今回の「The Wallツアー」、その1曲目がアルバム同様「In The Flesh?」なわけです。
1曲目からえげつない盛り上げ方で「The Wall」を知らん人が観たらあたかもラストかのようですが、あくまで出だしですww
(The WallのオリジナルアルバムもすごいSE(効果音)で同様に圧倒されますが)
「The Wall」はピンク・フロイド名義のアルバムですが、ロジャー・ウォーターズの私的なアルバムと言ってもいいでしょう。
ロックスター「Pink」が主人公というコンセプト・アルバムですが、当然ウォーターズ自身が主人公ということです。
添付の動画の冒頭が父の墓地のシーンとなっていますが、今回のこのライブ映像の「The Wall」で自分のルーツを探る旅のドキュメントもあちこちに挟まれております。
・・が、正直こういうのは邪魔ですわ。
単純にライブ映像だけ流してればいいものをそないな胡散臭いドキュメント仕立ては一回観たら十分であって何回も観るに値もしない。
まぁそれでもピンク・フロイドの「The Wallツアー」の映像は公式には残ってないので、現在の最新の技術を駆使したライブを映像として残すということはファンにとっては有難い話です。
このツアーでも80年のフロイドによるツアー同様、ライブが進むに連れて演者と観客との間に巨大な壁が築かれていきます。そしてついには観客から演者が全く見えなくなるというキチガイ演出ww
そして高く築かれた壁はラストに崩壊します。
変なドキュメント映像や一部楽曲の演奏など個人的には不満が多々ありますが、この「壁」を見れるだけでもファンには価値があるかと。
ファンじゃなくても「The Wall」はなんせ超がつくメジャーアルバムなのでこれがきっかけにフロイドにのめり込むかもしれませんね。