ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

竹田城跡・南千畳の一本松が枯れる

「天空の一本松」枯死、来年伐採へ 朝来・竹田城跡

竹田城跡の南千畳のシンボルとも言うべき松が枯れて伐採されてしまうようです。

イメージ 1
(2009/07/04)
上の写真は8年ほど前のものですが、南千畳の先端部分に2本の松があります。
私、今回の報道で初めて気がついたのですが、そもそも「一本松」なんかではなかったようです。
近年に既に1本が伐採された後で、残っていたもう1本も今回枯れてしまったということのようです。

イメージ 2
当時の写真を見てみると既に切り株みたいなのがあちこちにありまして、要はだいぶ以前はこの南千畳にいくつも松の木があったものの徐々になくなっていったのかもしれません。
今回、観光客の激増で根が地上に露わになって枯れたとのことですが、それ以前からも枯れる傾向があったのかも。

兎にも角にも南千畳から松がなくなるってのは結構風景が変わってしまうわけで、地元の方はさぞかし落胆されてるかと思われます。

イメージ 3
(2016/10/15)
上の写真は去年の秋。この写真で見る限り、それほど弱っているようには見えませんが既に相当衰えていたようです。
枯れるときは結構あっという間に枯れてしまうもんなんですなぁ・・

上の神戸新聞によると土壌改良による木の治療や植樹は、遺構を掘り起こすことになり、国史跡では不可能だとのこと。

枯れてしまった松は樹齢100年以上。
これから幼木を育てるということですが、もうこの光景は私が生きている間には見れないでしょうな。


イメージ 4


竹田城跡は今や全国レベルの知名度にはなり、地元である朝来はそれなりに潤ってはいるでしょうが、失ったものも相当大きいように思います。