変わり果てた竹田城跡(2):ブーム前の竹田城との比較
(2014/08/23)
これくらいの遠い構図でないと今や竹田城は撮影ができませんわ。
ロープ、立入禁止、火気厳禁、敷き詰められた変な黒い物質・・
大量の観光客が来てしまった場合はこういう選択肢を採るしかなかったんでしょうかねぇ・・。
当然、以前はこんなロープとかはなく、自由に城内どこでも歩けたわけですが、こういう風に規制することで、観光客を一方通行で移動させて、混乱がないようにしているようです。
普段はそないに仰山来てるんでしょうかねぇ。
一番てっぺんの部分は多少あぶないかもしれませんが、その周辺部分とか何故ダメなんでしょうかねぇ・・。
正直、天守閣に登れん時点でここの魅力は10分の1くらいになってると思うんですがw
初めてこの城に来た人、これらの風景を見て「さすがブームの竹田城」とか思いますかねぇ??
朝来市を含め、地元の方々はこのブームに対応するべく尽力を尽くしておられるのは理解しております。
周辺住民の方はだいぶ迷惑していると聞いてますし、役所の方々も費用や手間やらでホンマ大変でしょう。その割には周辺に大した施設もないので、あまり観光客も地元に金を落としてないかと。
という具合に、この規制は誰も責めることができないのを重々承知しておりますが、しかし、う~~ん、ここまで変わってしまうと城跡の本来の良さが全く消え失せてしまってるわけでして。。
今回のブーム、誰よりも密かにこの城を愛し続けていたであろう周辺住民の方が一番気の毒ですなぁ・・。
ブーム前の城の様子を数枚アップします。
2009年7月4日の撮影です。
当時、目立つ人工物といえば、このベンチくらいやったんですよねぇ。
城跡に不釣り合いかもしれませんが、このベンチに座るのは気持ちのいいもんでした。
写真は自撮りですw
夏の時期は雑草が芝生のように広がっておりました。
これまた自撮りの2枚w
天守閣部分。
天守閣からの眺望。
実は竹田城ってのは過去にもブームになった時があります。
それは映画「天と地と」がここでセットを組んで撮影していた頃です。
私が地元の人から聞いた話によると、その頃はこの城への登山道が長蛇の列だったそうです。
そんなブームも暫くして下火になり、ひっそりとした竹田城に戻ったわけなんですが・・・ということは今回のブームもいつしか下火になるんでしょうか?
その時がくれば、もしかしたら以前の素晴らしい竹田城が再び見れるかもしれません。