ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

熊野大花火2017~獅子岩と三尺玉海上自爆

関西の人間ですらなかなか行くに行けない熊野大花火大会、どうすればできるだけ混乱を避けて現地にたどり着けるかについては既に別途記事にしました。

約20万人もの人たちがこの普段は静かな海沿いの街にやってくるといいますが、母の故郷ということで幼少からこの街を訪れている私としてはまだまだ多くの人に来ていただいて、この花火の凄さを体感していただきたいと思っております。

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(2017/08/17 14:20)
私が最後にこの花火大会を見たのは約15年前。
その時はこんな豪華客船が沖に停泊して花火を観覧するなんてことはなかったように思います。

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隣で毎年撮影されてるベテランさんからお聞きしたのですが、その客船の数はここ最近年々増えていったとのこと。今年もあの飛鳥IIをはじめ4隻もの豪華客船が停泊しておりました。なんか大会が盛り上がっていくのは嬉しい限りです!

余談ですが、この大会が8月17日固定(延期の場合除く)なのはお盆の初精霊供養を起源としているからです。
300年続いていると言われている歴史ある花火大会なのです。


では、定刻どおり19時10分からスタートした花火の打ち上げ、天然記念物・獅子岩をシルエットにした撮影です。

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既に別途記事にしましたとおり、この獅子岩の撮影スポットは花火全体の3分の1くらいしか観覧できません。鬼ヶ城のほうで炸裂する花火は獅子岩が邪魔するのです。
ですので、この撮影スポットでは上の写真のように花火自体が見えず、遠くで鳴ってる破裂音を聴きながらぼ~~っとしてる時間が結構ありますw
重ねて言いますが、純粋に花火を楽しまれる方は獅子岩より鬼ヶ城側(北側)の浜で是非ご観覧ください。
残念ながら炸裂時の音圧など本来の凄さの半分もここでは体験できません!!

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鬼ヶ城方面で炸裂しているときはこんな感じでしか見えないw

こうなると暇なので沖で停泊している客船のほうへ目を移してみると・・

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客船が花火の煙に包まれて非常に幻想的な光景になっていました。

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この花火を撮った直後、2つの台船から同時にどでかそうな花火が打ち上げられた。

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24ミリの広角で撮影するもデカ過ぎて手前の花火はアングルに全く収まらずw

そして、この獅子岩の撮影スポットからの観覧としては最大の山場、三尺玉海上自爆です。
直径90cm、重さ250kgの三尺玉を鉄骨製イカダに載せて沖合400メートルで停泊、爆発させます。

会場みんなで10からカウントダウンを行います。
ゼロ!と同時に大爆発です。

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13.0sec F11 ISO125 24mm (EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM)
※一部トリミング

直径600メートルの大爆発。
爆発後、鉄骨製イカダはひん曲がってしまってるといいます。

残念ながら上の写真は中心部に白飛びがあるので満足できるものではありませんが、次の撮影のモチベーションにしたいと思います。

さて海上自爆の後、ラストの鬼ヶ城大仕掛け「巌頭のとどろき」で更なる轟音と光のスペクタクルを体験できるのですが、この撮影スポットではそれが殆ど体験できません。
なんせ、繰り返しますが鬼ヶ城のほうは殆ど見えないのでw

以下の写真はその様子です。獅子岩の向こう側にある鬼ヶ城、その天然記念物が壊れるんじゃないかと心配させられるくらいのえげつない爆発を想像で補ってくださいw


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そしてラスト、鬼ヶ城の大爆発です。

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これで全てのプログラム終了。

会場のアナウンスに促されて、観覧客全員で携帯や懐中電灯を点灯した状態で頭上で振って、海上の花火師さんたちにお礼の合図を送ります。

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それに呼応するように一発の花火が。
そして沖に停泊中の4隻の豪華客船からも一斉に汽笛が鳴り、会場中に木霊します。

ラストの鬼ヶ城大爆発が始まる前、この撮影スポットからは何も撮れないのか?と例の隣のベテランさんにお聞きしたところ、始まった最初の瞬間だけ撮るべきシーンがあると教えてくださいました。
それが下の写真ですが今回の撮影のベストショットとなりました。感謝です。

ボランティアを含め熊野市の皆さん、ありがとうございました。

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