大蔵海岸から見る明石海峡大橋

姫路城に行った帰り、JR山陽本線の朝霧駅というとこで途中下車しました。

明石市の大蔵海岸というとこになります。

いい公園です。

朝霧駅で降りた理由はこの明石大橋の撮影です。

明石大橋は車で渡ったことは何度もありますが、こうやって橋を見にくるのは今回が初めてです。もちろん、撮影も初めてです。

明石大橋の最寄りの駅は舞子駅になるんですが、あえて一つ前の朝霧駅で降りたのは遠くからの引いた絵を撮りたかったからです。

ここから明石大橋のほうへと撮影しながら歩いていきます。

上の写真のように朝霧駅からこの海岸の公園を結ぶ歩道橋があるのですが、この歩道橋で起こった事故について触れなければなりません。

この歩道橋を渡りながら、「もしやあの歩道橋か？」と頭に過ぎったのですがやはりそうでした。

「明石花火大会歩道橋事故」の事故現場が実はこの朝霧駅の歩道橋でした。

2001年7月、大蔵海岸で行なわれた花火大会の時に起こった大変悲惨な事故で、知らない方はおられないと思います。

死者11名、重軽傷者247名という「群衆雪崩」による大事故です。

この事故後、国内におけるイベントなどの警備体制は大きく見直されております。それでもやはり我々は大勢の人間が集まるような場所に行くときは本当に気をつけなければなりません。

幼い子どもを連れている場合は特にです。

この事故では9名の幼い子どもが亡くなりました。

警察や警備会社ももちろん判断を誤る場合はあるわけで、人任せは禁物です。

結局自分や自分たちの子どもの命を守るのは自分たち自身です。

※警備にあたった兵庫県警を被告とする裁判は未だ続いている

また、同年の12月には大蔵海岸での砂浜陥没死亡事故が発生しています。

穏やかな風景ではありますが、悲しいこれらの事故が影をさしており、恐らく海岸でくつろいでいる地元の人たちにとっても頭から離れることはないかと思われます。

（2015/03/26　17：22）

明石大橋までの2キロほどを海岸沿いに歩きます。