ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

熊野大花火~列車を利用した場合の宿泊無し計画

熊野の花火大会、正直な話、地元でもない限り相当ハードルが高い。
車の交通の便も高速が開通してマシになったとはいえ、それでもこの日は渋滞が行きも帰りもヒドいですし、この周辺一帯、なかなか宿も取れません。

8月17日という開催日は若干盆休みからずれてる場合が多く、雨の多いこの地域が仮に当日快晴であっても高波の影響で開催日が延期することも多々あります。
熊野市は私の母方の田舎でして、数年に一回は訪れる街ではあるのですが、未だに花火大会を撮影したことがなかったのはこれらが理由です。

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私がおすすめなのは列車で現地に向かう方法なのですが、今回の決行にあたり大変参考になったのが以下のサイトです。ぜひ列車で行かれる方はご参考に。


花火大会当日は行きも帰りも臨時列車が増発されておりまして、特急なんかを使わなくて比較的スムーズに現地に行けます。しかも全然混雑していない。
大阪を朝6時前に出て近鉄とJRを乗り継げば特急を使わなくても午前11時半頃に熊野市駅に到着できます。

ちなみに車で現地に来た場合は、駐車料金を5000円くらい取られる上に帰りの国道の渋滞に巻き込まれスムーズに熊野市から撤退できません。
高速が開通する前の話ですが、私は一度知人の車で行ったことがありますが、駐車場から沿岸の国道に辿り着いたのが午前0時、あまりの国道の渋滞から逃れるために脇を逸れて険しい山道を選ぶも(落石が頻発するような県道が多い)、地元の兵庫県宝塚に辿りいたのは朝5時頃でした。

ただ、列車で現地に向かった場合、ネックとなるのが宿泊です。
これはよっぽど事前に計画を立てて熱心に宿取りに動かない限り、なかなか厳しい。
よって、私は熊野の花火会場である浜で一夜を野宿する計画も頭によぎりましたが、さすがに花火が終わる21時半から始発の時間まで過ごすというのは相当厳しいw
ということで、上のサイトを参考に夜中まで走ってる列車を利用することにしました。
なんと、22時頃に走る列車に乗れば伊勢市駅まで連れてってくれ、その到着が午前2時半から午前3時頃。ガンガンのクーラーが利いた車内で時間を潰せます。
大阪、名古屋方面から来られる方はこれがオススメです。
(それでも体力的に厳しいのは確かですがw)

増発する臨時列車は当然熊野市発となりますが、熊野市駅では相当な混雑となります。

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駅に掲げられた帰りの案内板。実際に見たことはないですが、帰りの駅周辺はえげつない状態なんでしょう。

上記サイトのアドバイスを参考に、帰りは熊野市駅に向かわず、新宮方面の隣の駅である有井駅に向かいます。
多気・松阪方面へ向かう臨時列車は熊野市発なので有井駅を通りませんが、臨時ではなく通常のダイヤに入ってる新宮発の列車に有井駅から乗る手段です。
その有井駅には22時前後に発車しますが、例えば獅子岩あたりから駅までは歩いて20分ほどなので観覧する場所によっては十分間に合うはずです。
※逆に間に合いそうにない場合はこのやり方は避けてください。有井駅に取り残されますw

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22時前の有井駅の様子。この駅には50人も来ておりません。

ちなみに有井駅にはトイレがありますが男女兼用のボットン便所が1基のみ。
若い女性なんかは結構厳しいでしょうからその辺はご留意を。

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有井駅にて。
熊野市駅から出た新宮行きは当然ながら超満員。

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22時過ぎに到着した新宮発紀伊長島行き普通列車
ご覧のようにガラガラでして、余裕で座れます。これから始まる4時間に及ぶ長旅も座ってなら耐えられるでしょうw
紀伊長島行き」となってますが、そこから先は臨時列車としてそのまま伊勢市まで行きます。
※詳細は熊野大花火のHPにて臨時列車のダイヤが毎年掲載されますのでご確認を!

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遅延などにより予定より30分遅れの午前3時前に到着した伊勢市駅

駅から出たロータリーにはベンチがあるのでそこで風にあたりながら過ごすのもよし。雨が降ってる場合や防犯を考えるなら構内にもベンチがあるのでそこで過ごすのもいいでしょう。
綺麗なトイレが駅の外にあるので利用可能です。

始発まで2~3時間ありますが、我慢してスマホでもいじってれば時間も潰せるんじゃないでしょうか。
この日は私以外にそのような猛者は2人(いずれも女性)おられました。
もちろん、宿が取れればそれに越したことはないので、この方法は宿が取れなかった人の過ごし方としての提案です。