ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

ビットコイン・ETF申請却下で30%暴落

ここ最近、「ビットコインが金の価格をついに超えた!」など史上最高値更新のニュースが頻発しておりましたが(一般のニュースでは扱われてませんがw)、その理由ってのがビットコインの価格に連動する上場投資信託ETF)を米証券取引委員会(SEC)が採用するのではないかという思惑からでした。

その期限が3月11日だったのですが、10日にSECは申請却下の判断を下しました。
この1日のチャートが以下。

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日本時間で昨晩10日22時過ぎに1350ドルの史上最高値をつけていたのですが、却下のニュースが出た途端、えげつない規模の売りが殺到。15分で1290ドル付近から一気に975ドルまで下落。
昨晩の高値から30%近くの暴落ですw
※現在は落ち着いて徐々に値を上げてます

以下、SECのビットコインについてのコメントです。
「不正や相場操縦、投資家保護の仕組みが不十分だ」
・・と指摘する一方で、
ビットコインはまだ、発展の初期段階にある。時間の経過とともに、しっかりと規制された重要な市場になる可能性がある」

昨年は中国人に支えられていたビットコインですが、最近は中国政府・・というか共産党連中が危機感を募らせて規制をかけはじめ、8日にはビットコインの引き出し停止措置を期限を定めず延長することを決定しております。
更にここ最近のトランザクション(取引量)の増大にシステムが追いついていないなど不安要素多数です。

まぁ投資目的でビットコインを購入するのは相当危険が伴いますが、それでもやはりビットコインを代表とする仮想通貨は侮れない。

日本ではビットコインをはじめとする仮想通貨の定義を組み入れた、資金決済法の改正法案が間もなく施行され、仮想通貨を「通貨」と認定して規制されます。
これはビットコインなんかをより安全に使えるようになるということで施行後は影響が出てくるかもしれません。

そして、着実にビットコインに対する信頼度が高まりつつある状態のなか恐れおののいているのが銀行やカード会社をはじめとした金融業界です。
やたらここ最近ビットコイン関連の企業と提携したり、このビットコインの根幹となるブロックチェーン技術を積極的に取り入れて活用しようと模索している所以です。
対応を間違えれば、最悪の場合、現在の金融業界は数年後に破滅する事態に陥るかもしれんからですわ。
「んなアホな」と思うでしょうが、このようなことを真剣に語る専門家、なんだったら金融業界の人間ですらそう思っている人がいるのは事実です。

長くなるので今回はこの辺でw。