ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[歌詞・和訳]The Beatles - Norwegian Wood(ノルウェーの森)

 
僕は以前ある女の子を手に入れた
いや、手に入れられたと言うべきなのか?
彼女は自分の部屋を僕に案内した 
「素敵でしょう?ノルウェー産の木材なのよ」と
 
彼女は僕に泊まらないかと尋ね、好きなところに座ってと言う
あたりを見回して椅子がひとつもないことに気づいた
 
僕は絨毯の上に座り
時期を待ったんだ 彼女のワインを嗜みながら
2時までおしゃべりした後に彼女は言った
「そろそろベッドに行く時間よ」
 
「明日は朝から仕事なの」 彼女はそう言うと笑いはじめた
僕は仕事じゃないと言うとベッドから這い出し浴室で寝かされた
 
そして目が覚めた時
僕はひとりぼっち、あの鳥は飛び去っていた
だから僕は火をつけたんだ
素敵だろ?ノルウェー産の木材なんだ
 
 


The Beatles - Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

 

 
ビートルズ中期の「Rubber Soul」に収められたジョン・レノンによる佳曲です。
ジョージ・ハリスンシタールが印象的な曲でもあります。
「I once had a girl or should I say, she once had me?」の一文だけ出来上がって糞詰まっていたジョンに、ポール・マッカトニーが加わって歌詞に肉付けしていったようです。
 
残念ながら邦題の「ノルウェーの森」というかっこいいタイトルは完全な誤訳で、ポールの話によると「ノルウェー産の木材で作った部屋に住んでる女の子に対して皮肉ったもの」とのこと。
当時の流行で二人の知人にもそうしている人がいたようです。
 
また、要の最後の歌詞は当然ながら「暖をとるために火をつけた」との解釈ができますが、そうではないらしい。
以下はポールの発言から。
 
「彼女は自分から男を部屋に招き入れておいて、『お風呂場に寝てちょうだい』というんだよ。僕らの考えでは男は何かしらの復讐をするべきだった。(中略)あれは復讐として燃やしてしまったんだ。物語はそこで終えて、次にインストゥルメンタルに進んだ」
 

 
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
 
I once had a girl
Or should I say, she once had me?
She showed me her room
"Isn't it good, Norwegian wood?"
 
She asked me to stay and she told me to sit anywhere
So I looked around and I noticed there wasn't a chair
 
I sat on the rug
Biding my time, drinking her wine
We talked until two
And then she said, "It's time for bed"
 
She told me she worked in the morning and started to laugh
I told her I didn't and crawled off to sleep in the bath
 
And when I awoke
I was alone, this bird had flown
So I lit a fire
Isn't it good, Norwegian wood?
 
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