ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

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[歌詞・和訳]The Beatles - Hey Jude(ヘイ・ジュード)

ヘイ・ジュード

ヘイ・ジュード、落ち込むなよ
悲しい曲が流れても明るく捉えるんだ
心から彼女を受け入れるんだよ
そうすればより良いほうへ踏み切れるだろうから

ジュード、恐れちゃいけないよ
君は彼女と出会い、共にするために生まれてきたんだ
君が彼女を心から受け止めたその時
より良いほうへと歩み始めるんだ

苦痛を感じたときは、ジュード、焦っちゃいけないよ
全てを背負い込むのはやめるんだ
君も知ってるようにクールに振る舞ってる奴は愚かなものさ
それは少しばかり見当違いな世界に埋没しがちだからね

ヘイ・ジュード、がっかりさせないでくれよ
出会えたのだから、すぐに彼女の元へ行って共にするんだ
心から彼女を受け入れるんだよ
そうすればより良いほうへ踏み切れるだろうから

だから事はなるようになるものさ、ジュード、はじめるんだ
君は仲間が来るのを待っているんだね
わかっているだろうがそれは君しかいない、ジュード、君がすることなのさ
未来を切り開くのは君次第なんだ

ヘイ・ジュード、落ち込むなよ
悲しい曲が流れても明るく捉えるんだ
彼女を心から受け止めるんだよ
そうすればより良いほうへと歩み始めるだろうから



The Beatles - Hey Jude



この曲はポール・マッカートニーによるものです。(68年リリース)
ジョン・レノンは当時既にオノ・ヨーコと付き合っていたため、ジョンはポールが自分のことを歌詞にしたものと勘違いしていたようですが、この曲はジョン・レノンの息子、ジュリアン・レノンに語り掛けている曲です。

オノ・ヨーコとの出会いにより、レノンと前妻は離婚へと至るわけですが、それで心を痛めているであろう5歳のジュリアンに対し、ポールがエールを込めて歌詞にしたものです。
ジュリアンの愛称は「Jules」ですが、「Jude」という気に入った架空の呼称に変えて普遍性を持たせたとのこと。

ジョンはポールの曲について辛辣な発言が多いですが、この曲については「めちゃくちゃすごい詩」とべた誉めの言葉を残しています。

この曲ではいろいろな逸話がありますが、その中でも有名なのが
”The movement you need is on your shoulder”
の部分の歌詞についてです。
ポールが「つまらないので歌詞を変えようと思う」とジョンに語ったところ、ジョンから「このラインが一番いいところだ。ダメだ、残しておけ」と言われそのまま残したという経緯があり、ポールは今もこの一節を歌うときにジョンのことを思い出し、感傷的になってしまうといいます。


個人的な趣味を無視して客観的に考えると、その絶大なる影響力やセールス、全く衰えない人気からして恐らくビートルズが人類史上最高のアーティストと思われますが、そのビートルズの数ある傑作の中での頂点の曲がこの「ヘイ・ジュード」であり、つまりは「ヘイ・ジュード」が人類史上最高の曲ということになろうかと。




Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

Hey Jude, don't be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better

And anytime you feel the pain, hey Jude, refrain
Don't carry the world upon your shoulders
For well you know that it's a fool who plays it cool
By making his world a little colder
Nah nah nah nah nah nah nah nah nah

Hey Jude, don't let me down
You have found her, now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

So let it out and let it in, hey Jude, begin
You're waiting for someone to perform with
And don't you know that it's just you, hey Jude, you'll do
The movement you need is on your shoulder
Nah nah nah nah nah nah nah nah nah yeah

Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her under your skin
Then you'll begin to make it
Better better better better better better, oh


Written by: Lennon-McCartney
Recorded: 29-31 July, 1 August 1968
Producer: George Martin
Engineers: Ken Scott, Barry Sheffield

Released: 30 August 1968 (UK), 26 August 1968 (US)

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