ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

福知山線脱線事故から11年・JR西日本は変わったのか

さすがに11年ともなるとマスコミもあまり取り上げなくなりましたが、まぁそれは仕方ないでしょう。私も気が付くと暫く現場には行ってないようです。

事故が起こる前の数年ほどのJR西の細々な事故に対する対応は首を傾げるようなものでして、その積み重ねがあの大事故に繋がったように思われますが、そういう企業なので事故から暫くしたら「喉元過ぎれば」になるんじゃないかと私は疑念を持っておりました。

JR西の内部の人や下請け会社や取引先、事故の被害者などそれぞれによって見解はあるかと思いますが、利用しているイチユーザーの私からすると、JR西は事故以降、変わったと思います。
少なくとも客と直接関わる現場の人たちは特に変わったんじゃないでしょうか。

私は最後尾の車両に乗ることが多いのですが、車掌さんたちは声出しの指差し確認を結構事細かく皆さんやっておられます。恐らく運転手さんもそうでしょう。
例えば阪急なんかは指差し確認をやっているのは研修の教官が同乗してるときだけですわ。通常は殆どしてないのが大半です。
「恥ずかしい」「めんどくさい」とかではなく、ちゃんと声を出しての指差し確認は確実に安全性の向上につながることは間違いないでしょう。
指差し確認をやってれば、先日山手線にあったような居眠り運転もまずないでしょう。

駅員さんの挨拶なんかも関西の私鉄よりもいいように感じます。
極端な例を挙げますと、私が偶に利用する福知山線の駅で乗降客の少ないとこがあります。
その駅は改札口がひとつで、車両の最後尾に乗ってる私は改札口のある対面のホームへと繋がる階段まで歩くのがそれなりの距離がありまして、降車してから改札口まで結構時間がかかります。

にも拘わらず、その駅によく勤務されている若い駅員さんは他の乗客たちよりもだいぶ遅れて出る私が改札口を出るまでわざわざホームで立って待ち、「ご乗車ありがとうございました」と一礼するのです。
他の駅員さんはたちは窓口の室内からというのが大概でまぁそれで充分なんですが、この駅員さんは真冬の寒い時でも部屋から出て最後の客が改札口を出るまで直立して待ってます。
ですので、私はこの駅員さんがまたも立っておられるのではと気になって小走りに改札口に行くことになりますw

異論もあるでしょうが、恐らく事故以降は関係者各々の意識が変わり、それは今も継続しているように部外者からには見えます。
今後も継続して安全性向上に努めていただき、信頼を取り戻してもらいたいものです。
それは事故の負傷者や遺族の方たちの最大の望みでもあろうかと思われます。

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(2011/06/13)