オバマ大統領、広島平和記念公園訪問へ
ケリー国務長官が各国外相とともに平和記念公園に訪れたニュースが大きく取り上げられましたが、私は毎日新聞でとある関連記事を読んで驚きました。
ケリー氏から返信があったらしく、それには「あなたのお手紙は非常に感動的で、誰もがいつまでも忘れるべきではないというメッセージを持っています。決して、再びいかなる人も、核爆弾の悲劇をこうむるべきではありません」などの主旨が書かれていたといいます。
慰霊碑を訪れたケリー氏は慰霊碑越しに見える原爆ドームを目にしたためか、予定にないにも関わらず突然「ドームに行きたい」と言い出したといいます。
厳重な警備を行っている警察はじめセキュリティ関係者は大混乱に陥ったらしいですが、ケリー氏はそうなることを理解したうえで無理な要望をいうほど、平和記念公園で何かを感じられたのでしょう。
アメリカに帰ったケリーさんはLAでの講演で早速「一度広島に行くべき」という旨を聴衆に語ったといいます。
というのも、若い世代になるほど原爆投下肯定論に懐疑的な人が多く、確か直近の調査では20代とかになるとその数字が逆転していたはずです。
オバマさんの広島訪問については米国内のマスコミも肯定的とのことで最大の障害がなくなったといえます。時代も変わりつつあるのでしょう。
世界に対して核爆弾の恐ろしさを広く認知させる一端になればと願わずにいられません。
(2014/09/06)平和記念公園慰霊碑前にて。