ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

阪神大震災から21年

1月17日5時46分、今日は自宅からですが、NHKが神戸市の東遊園地から生中継をしてくれていたのでそれを流しながら黙祷しました。

去年20年の節目を迎えましたが、阪神各地で行なわれていた追悼式はボランティアの方の高齢化や集まりの減少などの理由で今年から取り止めたところも多いようです。
一番大規模な東遊園地でも主催者側のメンバーが若返ったり、その式典のあり方についても議論があったりと色々あったようです。

阪神大震災では都市直下型地震として様々な教訓があろうかと思います。
私が実感したのはやはり住居についてです。
発生時刻が夜明け前だったこともあり、被災者の多くは自宅に居たわけですが、その自宅の耐震性や家具の配置などが生死の境目となりました。

例えば地元から離れて神戸の大学に通っていた学生は多くの方が亡くなりました。
学生ということもあり、やはり古いアパート(文化住宅)などに住んでいたケースが多々あったからだと思われます。
私が幼少の頃に住んでいた文化住宅も周辺の一軒家はさして被害がなかったにも関わらず、木っ端微塵に崩壊しておりました。

短期間しか住まない学生の住居については対リスクの確率からして余計な家賃を払うのは厳しいかもしれませんが、やはり長期間住む住居については多少無理してでもそれなりに耐震性がしっかりしたところを選ぶのが大切なことのように思います。
なんせ大半の方は人生の半分くらいは自宅にいる時間があると思われるので、その間に地震に遭う確率は多分にあると思われます。

今や被災の面影がない阪神地区で21年ともなると風化は避けられませんが、神戸で実際に見た被災状況をこれからも忘れることなく、私の体験や学んだ教訓は事あるごとに色々な方に伝えていくつもりです。

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昨年の東遊園地での「1・17のつどい」会場にて。