ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

宮川町舞妓とし恵美さん~16歳、春の舞台

「万引が少しでも減れば、うれしおす」
先週末、京都マルイ前で万引き撲滅キャンペーンがあったらしいのですが、それに協力されてるとし恵美さんの様子が新聞にありました。


えらいもんで、お写真を見るとホンマ日に日に舞妓さんらしく綺麗になっていっておられますなぁ!

そのとし恵美さんですが、未だ舞妓1年目というのは知っていたのですが、舞妓になるまでの様子の詳細記事が読売新聞のサイトにあるのを偶々見つけましたので紹介します。


記事の内容はだいたい以下の様なものでした。



2014年4月22日、とし恵美こと本名:明咲(あさき)さんはヒップホップのダンス仲間に見送られてJR品川駅の新幹線ホームにいた。
この日が京都祇園へと旅立つ日で、2日前には地元のダンス大会に出場してそれまでの練習の成果を仲間とともに燃焼しきったところだった。

都内の区立中学に通い、ダンスに明け暮れていた「イマドキ」の女の子だった明咲さん。
中学2年の修学旅行がきっかけで舞妓になることを決意した明咲さんは実際に祇園お茶屋で芸舞妓の様子を見学したり、置屋で面接、仕込み体験をしたりしてもその決心は揺るがなかった。

まずは舞妓になるための「仕込み」の期間が10ヶ月。
明咲さんが住む置屋お茶屋の「駒屋」にはかの有名な芸妓とし真菜さんがいる。
憧れの綺麗な先輩から優しく教えを受け、胸がときめく時間もあった。しかし、実際は華やかさとは無縁の地味な雑用や日々の厳しい稽古の繰り返し。次第に苦しくなってくる。
同期の2人の仕込みの子は「LINEができない」「さみしい」などの理由で辞めていったという。

明咲さんも初めての帰省から駒屋に戻った直後の昨年9月、母親に「辞めたい」と電話する。
明咲さんの母親はそれを厳しく突き放し、地元の先生の励ましを受けながら明咲さんも仕込みの修行を続けた

日舞の稽古では上下運動のダンスに慣れ親しんだ明咲さんにとってはすり足などの動きがうまくいかず苦労するものの、厳しい稽古により踊りを上達させる。
そして2015年2月、ついに「お見世出し」となり晴れて憧れの舞妓となった。

(記事の概略は以上)



とし恵美さんが舞妓さんになって間もない3月、東山花灯路の時に八坂神社にて駒屋の先輩であるとし桃さんとの奉納舞踊を私は目の当たりにしたのです。

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左がとし恵美さん。

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(2015/03/08)
恐らく多くの観客を前に舞うのはこれが初めてだったんじゃないでしょうか。

既にこの時から着物の似合う和風な雰囲気と佇まいだったので、まさかわずか11ヶ月前に都内でヒップホップをやっていた女子中学生とは想像もつきませんw

そして夏、八朔の時のとし恵美さんです。

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暑い中、にこにこしながら駒屋の諸先輩たちと挨拶回りをされるとし恵美さん。

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(2015/08/01)

「きれいな舞妓さんになりたいんです」
とし恵美さんは面接の時に駒屋の女将にそう言ったという。

これからも日に日に「かわいい」から「きれい」になっていくと思われますが、自身の「きれいな舞妓さん」の立場を今楽しまれているといいですね。