松崎ナオ/川べりの家~NHK「ドキュメント72時間」テーマ曲
川べりの家 詞/曲 松崎ナオ
大人になってゆくほど 涙がよくでてしまうのは
1人で生きて行けるからだと信じてやまない
それでも淋しいのも知ってるから
あたたかい場所へ行こうよ
川のせせらぎが聞こえる家を借りて耳をすまし
その静けさや激しさを覚えてゆく
歌は水にとけてゆき そこだけ水色
幸せを守るのではなく 分けてあげる
なるべく大きくて なるべくりっぱな水槽を
自転車で買いに行き はなしてやろう
なんて奇跡の色を持っているの
キラキラ揺らめいている
水溜まりに映ってる 僕の家は青く透け
指でいくらかき混ぜても もどってくる
とても儚いものだから 大切にして
一瞬しかない
金曜夜の放送で何かと話題の「ドキュメント72時間」。
そのテーマ曲、一聴したところでは「なにこのクソ曲」って感じなんですが、いやいやこのドキュメント番組のエンディングに相応しいなかなかクセになる曲です。
さて、番組は大病院の建物の中にあるコンビニ、神戸の下町の駄菓子屋、西成の貸しロッカー店など、特定の場所を72時間定点観測して、そこに訪れる人々にインタビューするというだけの番組。
普段、街を行き交いすれ違う人々にもちろん我々は何も気に留めたりしないわけですが、当然ながら一人一人にそれぞれ人生があって、今そこにいる理由があるわけです。
ある日常的な定点ポイントを行き交う人々に「NHKですが・・」と声をかけて、その人が何者で何故今ここにいるのか話を聞き出すという非日常的な行為に視聴者は釘付けになってしまうんでしょう。
名もない一般の人々の口からその人の生い立ちや人生、現在抱えている不安や悩みなんかが吐露される場面があるんですが、それでも皆さんそれぞれ一生懸命今を生きていらっしゃることがこちらに伝わってくる。
観ている我々が逆に励まされる要素が多分にあります。
特に面白かった回というわけではありませんが、「真冬の秋田のそばうどん自販機」の動画ありましたので貼り付けておきます。