ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[桜を見る会]隠蔽だらけの安倍政権・終わりの始まり

連邦議会で公務員となった経験がある唯一の日本人、中林美恵子氏は最近関西ローカルのバラエティ寄りの討論番組なんかにも気さくな感じで結構出演されているんですが、昨日のローカル番組でも内閣府のデータ破棄の件について見解を求められ、やはりアメリカでの経験からすると信じられないということを述べていました。

中林氏が連邦議会で働いてたのは90年代だそうですが、既に当時からあらゆる電子データのバックアップ体制は完璧で、彼女が誤ってあるドキュメントを完全消去してしまってパニクっている時も他の職員から「何時のデータが欲しいのだ?」と問われ、サーバーにバックアップされてたデータにより復帰してもらった経験もあるといいます。

当時から職員のパソコンの使用履歴から全てデータとして残すなど徹底していたということで「さすが米国の中枢部」といった感じですが、これらは今や日本での多くの企業でも対応しているところが多いでしょう。

 

それが一応ウソでも日本の中枢部である内閣府が紙媒体の資料を野党議員から求められてから1時間後にシュレッダーにかけたり、PCのデータやバックアップも復帰できないとかどこの発展途上国やねんというひどい話です。中国とか北朝鮮のことを笑えんレベルでしょうよ。 

 

安倍擁護派のワタシでしたが、まぁ桜を見る会そのものも前夜祭含めひどい話で(私はこれが報道されてすぐに東京地検に自分の個人情報を晒した上で「なぜ動かないのか」と問い合わせておりますw)、法的にもアウトに近いグレーだという認識ですが、何よりひどいのはやはりこれを共産党議員に指摘された後の一連の隠蔽工作ですな。

モリカケ問題のようにその疑惑自体がクソみたいにどうでも良かったものがややこしいことになった経験が全く活かされていない。(先に述べたように今回の疑惑は「クソ」とは思ってませんが)

安倍氏や菅氏への忖度でポンコツ官僚もバカ丸出しの言動を連発してますが、またも国交省近畿整備局みたいな犠牲者を出す気なんですかね。

 

太平洋戦争で敗戦したした直後、日本国内やアジアに散らばってた各地の軍関係者はすぐさま極秘資料も含めたすべての資料を燃やし、自分たちの残虐行為、愚かな指揮命令、戦争犯罪を隠蔽をしたという歴史的事実があります。いろんなコメンテーターたちが今回の「桜」はこの事例を想起させられると語ってますが、私も真っ先に頭によぎったのが同じ敗戦直後の軍の隠蔽でした。

 

政治的プロセス・・決断に至る過程や議事録、その他諸々資料で国民が後から検証できないなど以ての外で、本当に由々しき事態です。

ここまでくると「安倍ちゃん以外に総理に相応しいマトモな政治家がおらん」とか言ってられんでしょう。

この安倍政権は「国のため」とかの理由ではなく、「私利私欲のため」に隠蔽工作を平気にできる倫理観とも言えるわけで、こういう奴らがロシアや北朝鮮、中国なんかと訳の分からん約束事を推めたりしたらえらいことです。

 

北方領土問題、拉致問題少子化、東京一極集中、マイナス金利脱却ならずの経済疲弊・・などなど長期に政権に関わってたというだけで結局は殆どマトモな実績がなかった安倍政権。

野党はもちろん与党内にもポンコツ政治家しかおらんのが日本の不幸ですが、とりあえずもう安倍氏はいいんじゃないでしょうかね。

この隠蔽体質では東京五輪まで政権は持たないと思います。

 

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2018/09/15