ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

震災から20年の長田区と鉄人28号モニュメント

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上の写真は震災直後の長田区の様子です。(神戸市HPより)

阪神大震災において、長田区の被災状況は他の地域より甚大です。
東日本大震災津波の被災地域では地震前の街の面影が微塵もないところが多いですが、阪神大震災についてはさすがにそのような地域は多くはありません。
ただ、この長田区についてはそのような地域が多々あるかと思われます。

原因は上の写真でもあるとおり、火災です。
神戸市における震災での全焼 は6,965棟なのですが、そのうちの4,759棟が長田区でして、他の被災地域と較べて桁違いです。

この長田区の復興こそが神戸の復興のシンボルになるのでしょうが、神戸市全体の人口は震災前の数字を回復しているものの、長田区では大きく減っているようです。
震災後建てられた立派なビルへ移った被災した個人経営のお店の方々もうまくいかない場合が多いらしく、シャッターが降りたままのテナントも多々見受けられるといいます。

上の写真最後の2枚はJR新長田駅周辺のものなのですが、現在の新長田駅周辺は下のような立派な街並みになってます。

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(2015/01/17 )

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街中をぶらりと歩いた感じはいっぱいビルも立ち並んで商店街も整備されて活況があるように見えるのですが、報道に寄ると現実はなかなか厳しいようです。

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この日は長田区でもボランティアによるいろいろな集いが行なわれていました。

さて、アマチュアカメラマンにとってはやはり長田区といえば、復興のシンボルとなっている「鉄人28号」です。
数年ぶりの撮影になります。

鉄人がいる新長田駅近くの若松公園へ。

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総重量50t、1/1スケールで直立時の高さは18m(足を広げているので実際の高さはそれよりは低いです)のこのモニュメントも完成してからもう5~6年になろうかと思いますが、完成時よりも多少劣化したことにより更に重厚感が増してかっこよくなったような気がします。

ホンマ、このモニュメントはよくできてる思いますわ。

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白黒アニメふう。

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鉄人が拳を上げて見つめる先は火災で壊滅した商店街の方向です。
長田区が本当の復興を遂げることを願うばかりです。