総理の談話:国民の皆様へ(東日本大震災五周年に当たって)
以下、総理官邸のHPより。
東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から5年を迎えようとしています。
この震災によりかけがえのない多くの命が失われました。最愛の御家族や御親族、御友人を亡くされた方々のお気持ちを思うと、今なお哀惜の念に堪えません。
政府は、被災地の復興・創生に向けた取組を更に加速するとともに、多くの犠牲の上に得られた教訓を十分に活かして、防災対策を不断に見直し、国民の生命・財産を守るため、災害に強い強靭な国づくりを進めてまいります。
この震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すべく、追悼式当日の午後2時46分を期して式場において1分間の黙とうを捧げ、御冥福をお祈りすることとしております。国民の皆様におかれましても、これに合わせて、それぞれの場所において黙とうを捧げられますよう、お願いいたします。
平成28年2月23日
東日本大震災五周年追悼式実行委員長
内閣総理大臣 安倍 晋三
今日で5年です。
被災者の皆さまにとって、この5年は長かったでしょうか?短かったでしょうか?
阪神大震災の場合、震災から5年ともなるとあちこちに更地が残ってはいたものの、見た目の街並みに震災の面影は殆どありませんでした。
昨日はNHKスペシャルで陸前高田市の街の復興計画に従事される人々の様子が流れていましたが、大きな悲しみを抱えながらも自分が「生かされている」という意識のもとに日々奮闘されている姿に涙せずにはいられませんでした。
被災者の方々が抱えている悲しみはなかなか癒えるものではないとは思いますが、せめてご自分たちが納得できるような生活に一刻も早く戻られることを祈るばかりです。
2012年3月18日 陸前高田市にて。