ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

被災地縦断の概要

3月16日の08:15頃に仙台に着きまして、20日12:20頃仙台を出るまでの間の被災地縦断の全行程を記した地図が下のものです。
ちなみに、この間のバス、船、列車、徒歩による移動距離は670キロ以上になります。
(下図のとおり、道中で被災していない内陸部を経由したりしていますが、それも含まれています)
 
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 クリックで拡大可能
 
北は陸前高田市、南は南相馬市までの間になり、その南北間の沿岸部の津波の被害については移動中の車窓からのものを含めると殆どの被災地を目にしてきましたが、上記のように女川などのような甚大な被災地をはじめ通過すらしていないところもあります。
 
しかも、今回の津波の被災地は上図の間だけではなく、北は青森の八戸付近から南は千葉の銚子までと途方もない区間で、私が目にした区間は半分ほどにしか過ぎません。
 
私が現地を歩いた主な被災地は以下です。
 
・松島町
 
これら甚大な被害を受けた市町のようすはマスコミの報道等でご存知と思いますが、報道されていないような沿岸部の小さな町や集落も例外なくことごとく壊滅的な被害を受けているわけです。移動中に延々と続くそのような光景を目にすると愕然とすると共に、復興に時間がかかるのも致し方ないような気にもなってしまいます。
 
阪神大震災も大きな被害が出ましたが、阪神の場合の甚大な被災地というのはチャリで2~3時間もあれば端から端まで行ける区間距離で、今回の震災と復興状況を比較するのは無理があり過ぎます。そもそも被災した箇所をそのまま復旧するわけにはいかない事情があり、街づくりの計画そのものが複雑を極めてるだけに事は簡単に進みません。
 
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写真は気仙沼市本吉町の小泉小学校入り口バス停付近。
よく報道されている気仙沼市の市街から南へ20キロほど下ったところにある比較的大きなが街が本吉町
写真の真ん中の盛土が気仙沼線。その向こう側を流れる津谷川の河口付近の一帯が津波の被害を受けている。
 
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黄土色で着色されている部分が津波の被災地域(復興支援地図:昭文社より)
 
 
 このように本吉町はじめ、沿岸部の至る地域で被災されているわけですが、これから数回にわけて記事にする被災状況はある程度時間をかけて歩いて廻った上記の6つの市町について主に報告します。