[阪神大震災から25年]大槌中学校の皆さんが神戸で歌う「しあわせ運べるように」
阪神大震災からまもなく四半世紀となります。
神戸市内の小学校の音楽教諭をされていた臼井真氏は1995年1月17日未明は東灘区の自宅2階で就寝されていたそうです。そして早朝の地震により自宅が倒壊、1階部分が完全に潰れたものの2階で寝ていたために助かったとのこと。
その後は親戚宅に身を寄せるものの、テレビニュースで生まれ育った神戸の街のあまりの惨状を目にし、その時の気持ちを紙片にわずか10分で書き上げたのが「しあわせを運べるように」という曲です。
その後、神戸復興を願うシンボル曲として神戸のみならず全国に知れ渡る曲となるわけですが、この曲は「神戸」のみならず、歌詞の「神戸」の部分をそれぞれの街の名や「ふるさと」に替えて他の被災地でも心の支えとして歌い継がれているようです。
下記の動画は東日本大震災からまだ一年も満たない2012年1月、被災地である岩手県の大槌町立大槌中学校の生徒の皆さんを神戸に招いて神戸の子どもたちと合唱したものです。
残念ながらまた何れ日本のどこかで大きな地震が発生するでしょう。
そのときもこの曲が被災者にとって心の支えとなるはずです。