ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「がれき受け入れに賛同しよう」と言いたいが

まず、先に断っておきたいのは
放射能を全国に撒き散らすな!!がれき受け入れ断固反対!!
ってな発言を声高に叫んでるやつらは全く無知の極みであると同時に、自分さえ良ければ全て良しとするエゴ丸出しのクズであります。殆ど議論の余地すらない。
どうせそんなヤツらの大半はボランティアどころか被災地に行ったこともないだろうし、微々たる義援金すら送ってるかどうかも怪しい。
ワタシ個人の認識ではこの一部の奴ら(あくまで国民の少数派)は非国民に近い存在です。
 
大阪府知事の松井氏も語っておられるが、宮古市のがれきなんかについては毎時0・04~0・06マイクロシーベルト(μSv)だったとした上で「知事室は0・08μSvだった」と報告している。
下手したら東北のがれきなんかよりも大阪のほうが高いくらいであることは方々で言われており、ホンマ誤差の範囲内の微々たる数値。
んで、例えそのがれきが0.5~1.0μSvほどあって、そのがれきから多少の放射性物質が飛散したとして、近隣住民にどれだけの健康被害があるんかってことですわ。運動もせんとゴロゴロしてるほうがよっぽどガンになる確率が高い。タバコや酒なんかになると論外で、こんながれきの微々たる線量のリスクなどはこれらからしたら全くもって比較にならん話。
そんだけ君らは普段からガンにならんように毎日毎日細心の注意を払って生活してるわけ??
ってことです。当然こんなやつらはレントゲン検査どころか飛行機も乗れんでしょうし、BMI30前後のデブがこんなことをぬかしてるとしたら全くのお笑い話ですわ。
 
こういうヒステリックなアホなヤツらはどうでもええとして、それゆえに
「ワタシの住む兵庫県にも是非ともがれき受け入れを!!」
と震災を経験した県民としては叫びたいのはヤマヤマですが、実際のところはこれについても疑問符が多少つく。
 
今朝の時事放談で安住大臣が地元の石巻市の瓦礫について語ってたが、通常の市の処理能力の100年分のがれきが石巻にあるとのこと
とんでもない量です。
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環境省が先日、紙面見開きで掲げた公報。
 
岩手、宮城、福島の三県の瓦礫の量は約2,250万トンと言われております。
このうち処理したのはまだ5~6%と言われており、深刻な状態が続いてるのは確か。
 
では阪神大震災ではどうだったのか。
阪神の場合、被災した地域は東北のそれと比べてだいぶ面積が小さいが人口密集地が大半だったため、その瓦礫の量は約1,400万トンに及んだという。
確かに今回のがれきは阪神よりも相当多いのものの、倍まではいっておらず、片付けれない量ともいえないように感じる。
しかも阪神の場合、兵庫以外の他府県に協力を依頼したのはたった1割だったらしい。
 
私が思うに阪神の場合は崩れた瓦礫を撤去して、再度そこに早急に家屋やビルを建てなおす必要性があったわけだが(でないと住むところや働くところがない)、今回の震災の場合、住居を高台に移す地域も多く、2250トンの全てが早急に処理する必要があるかというとちょっと疑問で、数年くらい沿岸部のところに仮置きしていても問題ないものがいくらかあるように思う。阪神と違い、土地に余裕があるのは間違いない。
 
一番の問題は運搬コスト。
東北から兵庫に運ぶのにどれだけかかるのかって問題がそもそもある。
あくまで仮定の話で何の根拠もないが、例えば現地周辺でちゃんとした処理施設を建設して、処理したほうが安上がりで早いかもしれない。
それと現地である程度処理することで、数年間については被災地で雇用が生まれ、生活を立て直すまでの助けになるということも有りえるかと。
 
がれき受け入れについてはやはり近隣の県や東京くらいまでが限度なのかもしれないし、感情論で受け入れを主張したところで、放射能バカのことが笑えなくなるような気がする。
優先すべきは被災地にとってどれがベストかということなんでしょうが。