ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

『DEATH NOTE』 と 『カイジ』

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え~、『DEATH NOTE』7巻が発売されました。(※上記は7巻の表紙ではありませんので)

今、連載中のマンガで(・・っていうか、最近さすがにあんまりマンガは読みませんが)
一番オモロイと僕は思っているのがこれです。
週間少年ジャンプに連載されとるんですが、少年誌としては珍しい『死』というものを
扱っております。それが「テーマ」ってわけではありませんが。

死神界から地上に落ちてきた「デス・ノート」と呼ばれるノートに名前を書き込まれると
その者が死ぬという単純なルールを軸に話が進むんですが、大まかなルールはそうでも
実はいろいろ細かいルールがそのノートにありまして、それが話を複雑にしてる故、
少年誌とはいっても大人でも読めるマンガになっております。

「殺人などを犯した凶悪犯はこの世から抹殺されてしかるべき」を持論とし、そのノートを使って
自分の目指すべき世界を構築しようとする主人公ライトと、それを阻止しようとするという謎の男、
この2人の若い天才が「デス・ノート」というルールに乗っ取って(Lはノートの存在すら
しらないんですが)、四六時中お互いを監視しあい、発する言葉の裏を読みあって戦いつづけます。
7巻ではその戦いも佳境へ・・・と7巻の話もいろいろ書きたいのですがこれから読まれる方も
おられるでしょうから、このくらいに。

お互いの心理状態の読みあい・・という話の展開を得意とする漫画家として、福本伸行がいます。
ヤンマガに連載中の『カイジ』での初期、「じゃんけん編」は名作です。
誰もが知る非常に単純な「じゃんけん」にちょっとルールを加えるだけで、ここまで話に
深みをもたせ、互いの腹のうちの探り合いを長々と展開させられるとは、ホントに福本伸行
いうやつは天才か??と当時思わされました。

これら2つのマンガの話の展開は複雑ゆえに、下手なロジックだとつじつまが合わないとこも
出てきそうなもんですが、そういう落ち度がない(実際はあるのかな?)というのはホントに
大したもんです。

この2つマンガ、心理戦(考えるシーンが多いので結構、字数も多いです)という点では似てますが、
根本的に違う点があります。
DEATH NOTE』の作画担当の小畑健は前作『ヒカルの碁』を描いてる間にメキメキと絵が
上達していって、今や漫画家のなかでもトップクラスに上り詰めております。
が、『カイジ』の福本伸行は・・。
絵のヘタクソさで彼のマンガに拒絶反応する人もタマにいます。

ちなみに、『DEATH NOTE』の原作者の大場つぐみって人は経歴が不明・・というか公表してないらしく、
彼女(彼?)が誰なのかという点でも話題になったりしとります。