ネタバレはありませんのでご心配なく最後までお読みください！

米ABC制作のテレビドラマ『LOST』は先月末に放送されましたが、なんせ謎が多いドラマやったんで、どうやってラストをもっていくかはこのドラマを見てた人たちはそれはそれは興味津々だったはず。

ドラマの最終回が放送される直前に、ケイト役を演じている女優エヴァンジェリン・リリーは、トーク番組に出演するも、司会者は当然その最終回がどんなものだったか聞き出そうとする。
リリーはそれを巧みに流そうとするんで、司会者は自説を展開しだす。

「僕はね、一番理にかなった終わり方はこうだと思う。
誰かが突然目が覚めて『いやー、変な夢を見た』っていうんだ」
これにはさすがのリリーも「夢オチがいいっていうの？ホントに想像力に乏しいのね！」と唖然。
そうこうするうちにレターマン（司会者）もしびれを切らし、とうとう「どんな風に終わるんですか？」と直球で尋ねる始末。
するとリリーは居ずまいを正し、神妙にこう語りはじめた――
「ジャックが森の中に駆けていって、眠りに落ちるの。それから目を覚まして『いやー、変な夢を見た』って言うの」
http://dramanavi-news.cocolog-nifty.com/news/2010/05/lost-3fb4.html

もちろん、こんな夢オチではありませんのでこれから見られる方はご心配なくｗ

LOSTも「24」も同時期に最終回を迎えたんですけど、視聴率はそれぞれそないにふるわなかったらしい。
LOSTの最終回の視聴者数は1360万人。ピーク時に比べたらあんまりというところか。
『24』の最終回は890万人どまりで、同日最終回が放送された人気コメディー『ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則』（1480万人）や『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』（1540万人）に遠く及ばなかったとのこと。
http://newsweekjapan.jp/newsroom/2010/05/24-1.php

まぁでもシーズン6までの間に打ち切りとかにならんかっただけでもホンマよかったですわ。
昔の『トゥルー・コーリング』とか、最近では『フラッシュフォーワード』みたいになったら最悪ですからね。アメリカのドラマはシーズンが長い上に、視聴率がふるわないとすぐに打ち切りになるんで、何かドラマにハマってしまった場合はその心配がやっかいです。

さて、LOSTの怒涛の最終回はなんと2時間半の長時間に渡って放送。
この6年間に渡って放送されたドラマの結末に全米の視聴者はどう感想を抱いたのか。

オンライン版TVガイド誌が『LOST』の結末について視聴者投票を実施した。
この投票には4,500人以上が参加しており、結果、55％の視聴者が最終回の結末に満足していると答えているそうだ。また、28％が不満を表明。残る17％は可もなく不可もなくというどっちつかずの回答だったという。満足していると答えた視聴者たちは、個性豊かなキャラクターたちに焦点を当てた最終エピソードに酔いしれ、涙した模様。だが一方で、不満を唱えた視聴者の中には、まだ解けていない謎がある！とあら探しをしている人々もいるようだ。
http://dramanavi-news.cocolog-nifty.com/news/2010/05/lost-fb20.html

ちなみにワタシの感想はどうか。一行にまとめるとこうです。

なんやよぉわからんかったけど、おもろかった。

そう、謎が全部解けたとは到底思えんし、未だにあの「島」がなんだったのか飲み込みの悪いワシにはさっぱりです・・が、その脚本の力と構成で、少なからずそのラストに感動を覚えたのも事実。
よぉわからん意味不明な終わり方・・例えば、これを書いた脚本家自身がこのストーリーの意味わかってんの？？ってな内容はあんま好きではないものの、それでも

その結末に満足しております。

とりあえず、6年間，120話に渡って見続けた時間が無駄にはなりませんでした。

まぁワシの感想などは当てにならんと思うので最後に巨匠の感想をコピペしておきたい。

先月13日に『LOST』のシリーズ完結を祝して開催されたイベントにおいて、なんとジョージ・ルーカス監督がLOSTのスタッフ宛に手紙を送ってきたらしい。
そこで読み上げられた手紙の内容が以下。
http://dramanavi-news.cocolog-nifty.com/news/overseas/

「すばらしい番組の完結おめでとう。ここだけの話だが、『スター・ウォーズ』の１作目が出た時、私はその先のストーリーをまだ決めてなかったんだ。成功の秘訣は、すべての脚本を事前に考えていたフリをすること。親子の対立を物語に入れて、いくつか他の作品から要素をパクれば…、いや、“オマージュ”すればシリーズの出来上がりだ。
６シーズンにわたる製作中、君たちは時間と空間を何とか引き延ばそうとしてきた。この先どうすればいいのかと悩んだこともあったろう。私もそうだった。そしてついに完結の時を迎える今、素晴らしく練り上げられたストーリーと、いかに君たちがすべてをうまくまとめたかを目の当たりにして、とても感動している。君たちは本当に特別な作品を創りあげた。番組が終わってしまうのは寂しいが、君たちが次にどんな作品を見せてくれるのか楽しみにしてる。」