ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

BSフジ「北の国から」再放送

先日に放送されたCXの「27時間テレビ」が平均視聴率7%台のひどい数字をたたき出しておりました。

ちらっと見ましたが、ナオトなんとかふんとかの下手くそな100曲カバーメドレーとかまぁおもんない企画だらけでした。
企画がひどい上に廻してる司会者も二流芸人なので全く盛り上がる気配もなし。
(ちなみにさんまと中居のはおもろかったです)
 
バラエティもドラマも情報ワイドもやることなすことフジテレビは失敗ばっかりで、もうホント、ゴールデンでも過去の番組の再放送をしたほうが数字取れるんじゃないかってなレベルです。
 
・・んで話はそれましたが、今BSで放送中の「北の国から」の再放送です。
なんせ平日毎日2本ずつ流してくれてるんで、私の余暇は全てこれの視聴に時間を取られてしまいますw
 
これからバブルに突き進もうとする80年代前半のドラマにも関わらず、電気も水道もない北海道のボロボロの小屋が舞台というもので、まぁある意味、脚本の倉本聰の当時の日本人への警鐘でもあったんでしょう。
しかしドラマが高視聴率でもその警鐘は国民には届かず、ますます拝金主義に浮かれて結局はバブルは崩壊。
そのまま殆ど浮かび上がることなく現在に至っているわけですw
(今の大手電機メーカーの様子とか見てると末期状態・・)
 
このドラマには名台詞が多いですが、第一話からもおもろいセリフがあります。
五郎(田中邦衛)と息子・淳(吉岡秀隆)の会話です。
 
母親と別れ、五郎は淳と妹の蛍(中嶋朋子)連れて東京から北海道富良野の荒れ果てた小屋へ。
そこの小屋には電気が来ていないことを知り、淳は驚愕するわけです。
 
「電気がなければ暮らせませんよ!夜になったらどうするんですか!」
淳の至極真っ当な問いかけに対する五郎の返答。
 
「夜になったら寝るんです」
 
過酷な環境の中において慎ましく生きていく親子3人の姿にはたかがドラマとはいえ学ぶところも多々あるでしょう。
(とはいえ、今の日本人は慎ましく生きてるがゆえに景気も上がらんわけですがw)
 
それにしても、何十年ぶりかにこのドラマを観ますが、蛍ちゃんがホンマ健気でめちゃくちゃかわいいですなぁ。幼い中嶋朋子の名演技に号泣ですわw
吉岡秀隆もやっぱり天才です。
 
私はこのドラマをリアルタイムで見てますが、まだまだ幼少の頃でした。
それでもこのドラマのすごさはわかりましたし、感動もしました。
五郎の年代に近づいてきた今なんか尚更ヒシヒシと伝わりますわw
 
ということで私の今年の夏は「北の国から」一色です。
大阪は蒸し暑いですが、今テレビの向こうの富良野麓郷は視界ゼロの猛吹雪なのです。
 
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