小林繁と男の潔さ

今や全くプロ野球に興味ないワタクシですが、小学校時代はそうではなかった。
先日若くして突然亡くなった小林繁氏は巨人時代からもちろん知っていたし、好きな投手の一人だった。（そういえば、明石家さんまが大阪で売れ出したのは小林のモノマネからでしたな！）

例の江川卓が絡む「空白の一日」についてはまだ当時幼少だったためよくわからなかったんだが、その記者会見では「同情はされたくない」として、「野球が好きだから、阪神にお世話になります」と潔く語ったという。

こういっちゃなんだが、この潔さと対照的な人物で真っ先に思い浮かぶのが清原和博。
清原ファンは多く、現在刑務所に入ってる元ライブドア幹部も元野球少年だったためか大の清原ファンだったようで、ライブドアが世間を騒がせてた頃、それをブログで語っていた。
すぐに何かと各方面のブログに絡んで批判コメントを連発していた当時のワタクシは早速、「何かと『巨人、巨人』としがみつく清原のどこがええのかさっぱりわかりませんな」とコメントした記憶がある。

清原みたいな大打者が「ワシを袖にした巨人を見返してやる」「巨人以外の１１球団、どこでもいいがワシがいる球団をワシが巨人以上に盛り上げたる」ってな気構えならワタクシも「男・清原！」ってんで、多少の応援もしたくなるが、我がに対する過去の裏切りを黙殺して、フリーエージェントでとっとと巨人へ移籍。移籍後は大して成績もよくなかったんで、結局三行半を押し付けられるわけだが、またも女々しく巨人に対して恨み節を後日語るなど、全く持って「潔さ」がない。清原ファンには悪いが何がそないにええのかさっぱりわからん。

ここで「女々しい」という言葉を使ったが、恋愛などにおいてはこういう「女々しい」ヤツは男のほうが圧倒的に多い。クズのストーカー野郎しかりですわ。
我がに対して、全く興味を持ってくれない異性に対してなぜに固執するのか、これはホンマ全く持って理解できん。
例え過去において相思相愛だったとしても、相手が自分に対して興味（または尊敬の念）がなくなった時点で既にバランスは大きく崩れ、そっから無理に振り向かせようとしても空回りばっかりで全くの逆効果、我がの「人としての質」を落とす一方ってのがわからんとは救いようのないバカとしかいいようがない。

これは別に異性とか同性とか関係なく、自分に興味を示してくれん人間に対してなんで興味が湧くのか？？
「失恋」なんかの経験を重ねると人間が大きくなる・・ってな胡散臭い話もあるが、まぁいつまでもメソメソ振られた相手を思うなんてのは相手も迷惑千万だし、我がにとっても全くの時間の無駄でな～～んも誉められたもんでもない。人間は苦労したほうが成長するかもしらんが、こういう「不必要な固執」と「冗長な感傷」は殆ど「無駄な苦労」と断言できる。

つまり、ワタクシ、「失恋の感傷に浸る」なんてな経験、生まれてこの方した憶えもないし、そんなもんは知らないまま恐らく死んでいきますわ。
※極々一部にこのブログの閲覧者でワシをリアルで知ってるヤツが混ざっているようだが、これには恐らく異論がないはず

「無償の愛を注ぐ」ってならまだしも、人様に迷惑かけてまで何かにしがみつくような醜態を晒す人間にはなりたくないし、そんなヤツとは男女問わず一切付き合いたくないもんですな。

わだかまりのあと