ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

エキスポランド 風神雷神Ⅱ事故

1年前に「無条件バトン」ってのが回ってきて、その中の項目で「無条件で嫌いなものを3つあげろ」ってのがあった。適当に3つあげたのだが、「織田無道」と「イクラ」と次を上げた。
絶叫マシーン・・・観覧車含む。高所恐怖症には土台無理。あんなもんを信じて乗る神経がわからん。
        人間や機械をもっと疑うべき。絶対、とんでもない事故が何れ起こるはず。

数年前に友人たちに無理やりに乗らされたエキスポランドの「OROCHI」と「風神雷神Ⅱ」に乗って、「これは何れ事故るやろ」という感想を率直に持った。
元々僕は高所恐怖症なので観覧車ですらダメなビビリなのだが、あの絶叫マシンとなると論外である。
僕はそもそも機械や人間なんてものを信用していない。恐怖心を与えようと極端に無理な動作をするマシンが何も事故を起こさないほうがおかしいと思ってしまうのだ。
それ故、僕にとってはマジで絶叫マシンに乗る際は高所の恐怖と「事故らないか」の恐怖が重なる。
ちなみに「OROCHI」と「風神雷神Ⅱ」とは以下のようなマシン。
エキスポランドHPより。動画。
イメージ 1
http://www.expoland.co.jp/new_web/ridemovie/images/orochi.mpg


しかし、上の僕の予想はあくまで「丹念な車両や施設のチェックをしても見落としというのはあるものでそれを防ぐことは不可能なのでは?」という意図のものだったんだが、まさかこんなとんでもない動作をする絶叫マシンでこんなずさんな管理体制だったとは言葉も無い。
ビビリの僕などは5年使ってるマウンテンバイクですら、その車軸の金属疲労を以前から疑ってるくらいなのだが、このエキスポの従業員ってのはよくもこのようなチェックで平気で15年間も客をマシンに乗せれるものだと本当にその神経を疑う。


この「風神雷神Ⅱ」というのは客は立ったまま固定されるので、急斜面を降りる際のその視覚効果や重力のかかり方、風の受け方など、他のマシンと大きく違う。
「OROCHI」は足が宙ぶらりん状態で踏ん張ることもできずその恐怖も大概だが、僕はこの「風神雷神Ⅱ」のほうが怖かった。なんせ立ったままなので恐怖の際の体を縮めるということができず、怖くて目をつぶってもその恐怖は上記理由から逃れることはできない。
今回、このような惨事になったのも「立ったまま」というのが大きいのは明らかで、通常のジェットコースターの車両ならばまっすぐなレーンでこのように大きく片側にひっくりかえるというのはないだろうし、乗客が柵に頭をぶつけるという可能性も小さいだろう。

ここでまた疑問が出てくるのが国交省の管理体制で、福知山脱線、ツアーバスに続いて、ホントにどうなってんのかさっぱりわからん。

またエキスポランドを経営する株式会社のうえには独立行政法人が乗っかってる状態らしく、「売り上げ」(利益ではない)の10%以上をピンハネしてるらしい。しかも、そこには役人がこぞって天下りしてるとのこと。あまりにも胡散臭すぎる。

マジで機械というか、人間は信用ならん。