救援物資、お断り

２００４年１０月の新潟県中越地震で被災した長岡市が災害時に原則、一般からの救援物資を受け付けない方針を決め、１２月にも「市地域防災計画」を改定して明記する。同地震では大量の物資の仕分け作業が追いつかず、処理が課題となった。物資の調達は応援協定を結ぶ自治体や企業などに絞る。「一般からの救援物資不要」を防災計画に盛り込むのは極めて異例。１９９５年の阪神大震災などでも同様の問題が起きており、総務省消防庁は「送る側が被災地の実情を考える機会になればいいのではないか」としている。
http://osaka.yomiuri.co.jp/shinsaimirai/sm61116c.htm

ただでさえ地震で混乱してるところに、いろんなもんをごちゃ混ぜに一緒に詰め込まれた段ボール箱が個人から数万箱も送られてくるわけで、仕分けするだけでもとんでもない労力。
例えば長岡市に送られてきた物資のようすがこちらのローカルニュースで流れていたが、古びた扇風機だの英会話だなんだ読まなくなったであろう大量の古本、なかには絵の具がべったりついたままのパレットなど、ゴミ同然のもんが大量に送られてきたのだそう。くだものなんかの生ものはすぐに腐敗してくるのは言うまでもない。
大量の救援物資でただで物が配られることで、地元商店の売り上げが落ちるのも問題とのこと。

現金に優る救援はないってことのようですな。