ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

前世を知る少年(2)

 
長くなるので端折りますが、ブルースは数年をかけてネットや電話で調査、退役者の同窓会に出席するなどしてジャックの発言をドンドン裏付けていく。
コルセアとは第二次世界大戦時に使用されたアメリカ軍の戦闘機で、ナトマも大戦時に太平洋に配備された航空母艦ナトマ・ベイのことで、ブルースは元々そんなもんに興味がないので知識もなく、その息子が詳しいこと自体がおかしな話で、さらに調べていると、海軍ではミートローフが定期的に出されていたこともわかり、ジェームズはあの時代を知っていると両親は確信。

 

「レオン」「ウォルター」「ビリー」は硫黄島での戦いで戦死した3人で実在していたこともわかり、息子の夢に出てくる「ジェームズ」という人間が息子自身をさすわけではなく、これまた父島で戦死したパイロットのジェームズ・ヒューストンであることを突き止める。
息子の発言はこのヒューストンの経験談だったわけです。
お絵かきで書いてた「ジェームズ3」とは、「僕は祖父と父の名前を受け継いだんだ。だから僕の名前はジェームズ3なんだ」と生前のヒューストンが語っていたという証言を得ることで確認。

 

そしてとうとう、ヒューストンの遺族と会うことに。
息子ジェームズがヒューストンの姉アン・ヒューストン・バロンに会った際、ジェームズは「アニー!」と呼んだんだそうな。60年前のジェームズと同じ呼び方で、顔も幼少のヒューストンに似ているとアンは語っている。



・・とまぁ、その他、「生まれ変わり」としか理屈が合わない事象の連続で、ビックリするばかり。
やらせじゃないとしたら、これはとんでもないことですわ。
これが本当ならNHKとか新聞とかでも取り上げても良さそうなもんだが・・。

 

 

この番組は、証言を交えながらの再現ドラマ仕立てがメインですが、番組最後に、今年9月ジェームズを連れて家族3人で父島に来た際にスタッフも同行、その実際の映像が流れてた。
現在8歳のジェームズは前世について話すことも少なくなったそうで、この父島に来た際も別に普通に過ごしてる様子をカメラは撮ってたんですが、ヒューストンが墜落したであろう地点に乗ってる船が来たとき、ジェームズは急に号泣。
実際の映像だけになかなか感慨深いもんがありました。

 

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前世とはまた話は別ですが、帝王切開で生まれた子供は小学校に上がる前くらいまで、子宮の中の様子や生まれてくる際のことを語る子がチラホラいるとか。
それにしてもこの手の話は全くこれまで信用しなかったんですが、ちょっとそれが揺らいでしまうような番組でした。

 

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ジェームズ・ヒューストンが戦死した父島・二見港