ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

オウム事件・麻原たちの死刑執行に対する坂本弁護士の母親のコメント


坂本弁護士のお母様によるコメント全文です。



  今日、麻原と、その他の幹部に対する死刑が執行されたと聞きました。

 麻原に対する裁判が終わったときは「やっとか」っていう気持ちになったし、死刑判決が出てからもいつまでも生かされているということで「なんでいつまでも死刑にならないの」という声も聞きました。

 私も麻原は死刑になるべき人だとは思うけれど、他方では、たとえ死刑ということであっても、人の命を奪うことは嫌だなあという気持ちもあります。

 事件が起きてから今まで、長い時間だったなあと思います。堤、都子さん、龍彦には「終わったね。安らかにね」と言ってあげたいです。

 息子たちの救出活動に尽力してくれた方々、救出活動の訴えに長い間協力して下さったマスコミの方々には本当に感謝しております。ただ、今は、体調のこともあり、皆様に直接お話しすることができないことをご理解いただけたらと願っております。

 長い間、本当にありがとうございました。




今朝執行された麻原彰晃松本智津夫)含む幹部たちの死刑についての報道をいくつかテレビでみました。
麻原の死刑を幹部たちと同じタイミングで執行したことや、裁判が短期間で結審したことについて専門家たちの批判は結構多かった印象です。

・・・が、正直、坂本弁護士のお母様のコメントが一番しっくりきますわ。
もう細かいことはほっといて、一斉に執行したのは良かったんじゃないでしょうかね?

「バカ」と「かしこ」は紙一重といいますが、勉強だけは優秀な「究極のバカ連中」が、変なオカルトじみた、汚い髭面のキチガイ親父にハマってしまい、とんでもない化学兵器をも作り出してテロ行為にまで至る奇異な事件。
「もっといろいろ本人たちから証言を聞き出して、今後の再発防止に・・」とか専門家たちはいいますが、もう逮捕から四半世紀近くになりますが、いまさらコイツら何を聞くんでしょうかね??聞くことあるんならもっと早くに聞いとけって話です。そのうちコイツラの寿命が先に来ますわ。

松本智津夫のクズに至っては殺戮の責任を弟子たちに押し付けたあげく、しまいには「気が狂ったフリ」をしだして、意味不明な言動を取り始めて裁判にすらならないような状態。カリスマ性のかけらもありません。
こんなやつの裁判をいくら長引かせたところで遺族の方たちが疲弊するばかりです。

若い人たちは知らないでしょうが、オウムの連中ってのは麻原含め、やたらテレビの討論番組なんかに出ていました。結構気さくな面も見せたりして、「まさかこんな奴らが犯罪などするはずない」と思っていた国民も当時多かったはずです。

そんな中、オウム真理教の反社会的な活動にいち早く気づき、立ち向かっていた坂本弁護士とそのご家族はある夜突然自宅から消えました。

後にわかったことは坂本堤弁護士、奥様、そして1歳のお子さんは夜中に自宅で寝ていたところを襲われます。オウムの幹部連中6人が自宅に押し入り、3人とも自宅で殺されました。死因は窒息死です。
奥様は激しい暴行を受ける中、「子どもだけは」と命乞いをしたといいます。
それでもこのクズ連中は泣きじゃくる1歳の子にまで手をかけました。
それぞれの遺体を布団にくるんで運び出し、あちこちの山中に捨てるわけですが、身元の判明を防ぐためにコイツらは遺体に対してひどい損傷を与えております。

「死刑囚」ゆえに「懲役」は課せられないわけで拘置所で寝て食ってるだけです。
いつまでもコイツらを生かせて何かメリットがあるでしょうか?
麻原とその命令される側の他の幹部たちでは確かに罪の大小はあるでしょうが、実際に殺人を犯してるのは幹部たちです。麻原に命令されたというだけで幸せな一家の人生を消し去った罪はあまりに重い。

坂本弁護士一家が殺害されたのは平成元年です。
平成が終わるまでに殺害に関わったクズ連中をこの世から消し去ったのは妥当ではないでしょうか。
いろんな批判を受けることを承知しながら決断した上川陽子法相、及び法務省は称賛に値するでしょう。

そしてこの死刑執行によって現在体調を崩されている坂本弁護士のお母様(86歳)がご存命の間に細やかな安堵感を与えられたのが何よりも大きいかと。
地獄のような悲しみを負われたお母様が静かな余生を送られることを心よりお祈りいたします。