[検証アベノミクス]OECD最貧国レベルに凋落していく日本人の賃金とシアトルの最低時給
ポンコツ安倍さんの長期政権のあいだにどれだけ自分の国が凋落していってるのか日本人はもっと自覚したほうがいい。右翼連中が「中国崩壊、中国崩壊」とデタラメばっかりをここ10年以上ほざいている間に中国はとんでもない発展を遂げ、日本こそが崩壊していってる現実があります。
上記東洋経済の記事にも詳しいですが以下のグラフはOECD加盟諸国の年間平均賃金額です。
USドルベースで米国のたったの55.5%の3万8500ドル、欧州各国とも大きな開きがあるどころか韓国にすら差を開けられつつあります。貧乏国のイメージがあるスペインやイタリアと同等、すぐ後ろには最貧国のギリシアがいるような状態ですわ。
安倍晋三氏は「アベノミクス」の成果を自画自賛する際、失業率や株価の数字をよくあげるがこんなのに騙されてはいけない。そもそも「失業率」なんて数字はそりゃ低いに越したことはないかもしらんが、そもそも日本は極端な少子化で労働人口が激減している悲惨な状態が前提にあります。しかも欧米みたいに簡単にレイオフとかできんので「休業状態」の人が例え多くともこんなのは「失業者」としてカウントされない。パートやバイトなど低賃金の労働者ばかりになったところでこの失業率には当然何も反映されません。
株価も民主党政権時代の東日本大震災によるどん底の7000円台と比較して「上がった上がった」と自慢されても困る。別に国内企業がドンドン発展してるわけでもなんでなく、どんどんカネを刷って円安誘導、更に金余りで金融市場に流れ込むようにし、しかも国で株を買い支えるなどなど中国をバカにできんレベルの市場操作で株価を無理からにあげているだけです。しかもそんな姑息な手法が辛うじて通用しているのはトランプ政権以降の米国の株価がえげつなく上がっているからであって、そのオコボレを頂いてるだけですわ。
「日本の株価が上がった」と言ったところで日経平均でせいぜい3万円前後、30年前の89年の3万9千円に遠く及びませんが、アメリカはこの30年でダウ平均は10倍に上がってます。
極端な話、米国レベルで発展してたら日本は今や日経平均40万円になっていてもおかしくないわけです。ハリボテで無理からに上げてる3万円で喜んでる場合じゃないでしょ。ちなみに先月末、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のたった4社の時価総額の合計が日本企業全社の時価総額を上回りました。日本企業の評価なんてそのレベルです。
再び賃金の話に戻すと、先日、最低賃金が最大の引き上げになったとニュースになってましたが、それでも全国で一番高い東京で1041円です。
ちなみに米国シアトルの今の最低賃金は時給でいくらかご存知でしょうか??
16.69ドル、日本円で1853円(1ドル=111円換算)ですよ?? ※但し従業員501人以上の企業
もちろん、米国内でも極端なとこの例ではありますが、日本国内じゃこんなの考えられん次元でしょうよ。
間もなく衆院選挙ですが別に「立憲民主に投票しろ」という気はサラサラないですが、このポンコツアベノミクスと自民党の大罪についてはもうちょっとマトモに精査・評価・検証して、日本の凋落は今も現在進行形でますます悪化していってる状態ということを自覚せんと、いや、ホンマに日本の未来は相当ヤバいと思わないですか??