[北海道の夏]札幌・モエレ沼公園の黄昏
天候が崩れた富良野を昼過ぎ早々に撤退し、特急で札幌へ。
夕暮れに札幌へ着き、藻岩山からの夜景でも撮影しようかと思ったのですが、ライブカメラをスマホでチェックすると雲がかかって何も下界が見えない状態ということで断念。
夜中に高速バスで札幌を立つ予定ゆえ、それまで札幌でどう過ごそうかとネットで探して見つけたのが「モエレ沼公園」という公園です。
札幌郊外にあり、札幌駅から地下鉄とバスを乗り継ぐので結構遠いんですが、他にも撮影するようなスポットが見つからず・・
公園近くの風景。札幌市街地からだいぶ離れているので長閑な住宅街という感じです。
なんせ約190haもある広大な公園です。ぐるりと公園内を廻るだけでも時間がかかります。
(以下、主にWiki情報)
ゴミ処理場跡地を公園にしたそうで、82年着工当初は野球場や植物園がある普通の公園を設置する予定だったみたいですが、イサム・ノグチという彫刻家が88年に基本設計に携わるようになってその計画は一気に変わったようです。
しかし、設計することを発表してからわずか半年後にノグチ氏が急病で死去という不幸が。札幌市は、マスタープランが完成済であること、詳細の指示を受けていたイサム・ノグチ財団の監修と活動を支援していた人々の協力も得られることから公園造成の継続を決定したんだそう。
そこから造成が始まり完成した施設から次々開放され、最終的に完了したのが2005年というんですから結構最近の話です。
では、公園内のようすを。
「テトラマウンド」です。
直径2mのステンレス鋼の円柱を三角に組み上げて、真下に芝生の円いマウンドを盛り上げたモニュメントです。
「プレイマウンテン」。
ピラミッドをモチーフにした99の石段を積み上げた斜面と白い1本の道が頂上へと続く斜面がある山(高さ30m)。
取り敢えず登ってみます。
てっぺんです。
てっぺんからの眺望。
円形状に植栽された木々の中心部には噴水があるんですが、それはのちほど。
この広大な公園、天気の悪い日の夕方ということもあるんでしょうが、人は全部合わせてもこの時点で10人ほどしか見てませんw
「野外ステージ」です。
中央部から壁に向かって斜面になってて少し高いところから観客が見るようになっている・・というのは今、この記事を書くにあたってWikiで知りましたがここに来たときはどういう広場か全く不明でしたw
つづいては公園内で一番でかい「モエレ山」です。
ぜぇぜぇ言いながら242段(自分で数えたw)を登りました。
てっぺんです。
てっぺん中心部にあるのがこれ。三角点(二等基準点)です。
モエレ山から見た「野外ステージ」。
不燃ごみと公共残土を積み上げて造成したといいます。札幌市東区唯一の山(高さ52m、標高62m)且つ札幌市で最も低い山らしい。
札幌中心部方面。公園と札幌市街地の距離感はこんな感じです。
この公園でも中心的存在ともいえる「ガラスのピラミッド『HIDAMARI』」です。
中に入ってみます。
ガラスのプラミッド内には「ランファン・キ・レーヴ」というフレンチ・レストランがありまして、値段もフレンチゆえそれなりに高いんですが結構お客さんがいました。
公園内に殆ど人おらんのにww
この日は噴水のライトアップが稼働しているとのことで行ってるみることに。
「海の噴水」です。
なんか噴水というか水がザッパンザッパンとえらい勢いですw
水がドンドン増えていってます。結構なすごいプログラムで電気代もかかってそうですが、ギャラリーは数人。なんと贅沢な!
残念ながら、バスの関係で時間がないので泣く泣くここで撤退。最後までプログラムが見れませんでした。最大噴上高25mの「ビッグワン」というのがあるらしいです。
あまりゆっくりできなかったですが、他にも施設はあるようです。
なんとも不思議な公園でしたわw
この後、札幌に戻ってネカフェでシャワーを浴び、そのまま夜行バスで釧路へと向かった次第です。