ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[レッド・ツェッペリン]YouTubeチャンネル登録者数に見る「クイーン」との落差と過大評価

ツェッペリンファンの皆さんはこの記事は読むと気分を害する可能性あり。結構ディスってますw

 

私のネット上のHNはブログもYouTubeもその他メールなどのアドレスも「zeppelin」という文言を使ってます。故に当然ながらツェッペリンのファンと思われがちなのですが実は違います。

ツェッペリンのセカンドアルバム「Ⅱ」はめちゃくちゃ好きですが、後期のアルバムとか全くそそられる曲もなく好きでもなんでもありませんw

HNにzeppelinを使用しているのは単にゴロがかっこいいという理由だけです。

Led Zeppelin」というなんの意味も持たないこのバンド名、私個人的にはおそらく史上最高にかっこいいバンド名ではないかと思っております。

 そして、この名前をはじめとしたこのバンドの醸し出す新しい時代を感じさせる雰囲気で当時持ち上げられすぎだったのでは?というのが私の率直なZEPに対する評価です。

 

例えば、私が洋楽を聴き始めた頃には既にZEPは解散してましたが、当時中学校でロック通を気取ってるヤツなんかはまだ洋楽初心者の私に対して「ゼップはすごいで。お前には分からんやろうけどな」ってな感じでしたわ。

当時既にピークを過ぎてた「Queen」は私を邦楽から洋楽へと導いたバンドですが、若干ゲテモノ扱いで軽く見られてた感はあります。「クイーンファン」と名乗るよりも「ゼップファン」と言ったほうがなんか音楽通ってな雰囲気は多分にあったかと。それは私が知らないクイーンとゼップが同時に活躍していた70年代もそうだったんじゃないでしょうか。

実際にクイーンは本国である英国では人気だったものの、なぜかアメリカではそれなりにヒットするも全米1位のアルバムは結局80年リリースの「The Game」の1枚のみ。

それに比べてZEPは出すアルバム殆ど1位ばかりでした。圧倒的に全世界での売上げはZEPが上ですし、60年代のロックがビートルズ時代だったとしたら、それを引き継いだ70年代はZEPでしょう。

 

しかし、音楽というのは時代とともに評価が変わるものです。

当時「先端をいってる」と思っていた音楽がある時から「古臭い」と感じさせる場合が多々あります。

時代に流されずずっと高い評価でありつづける代表格は言うまでもなく「ビートルズ」です。

解散から50年になりますが、全く衰え知らずで私の場合は今更ですがここ数年一番聴いてるアーティストです。今年は音楽雑誌で「Abbey Road」の特集がどれだけ組まれたことか。

 

ZEPはどうでしょうか。

ロッキング・オン社長の渋谷陽一氏の書籍によりロック全盛期の60~70年代の凄さ、特にZEPの凄さを青年時代に刷り込まれた私ですが、よくよく全アルバムを聴いてみると、「これ、単なるポンコツ団塊世代の過大評価じゃねぇの?」とある時から思い始めたんですなw 私がこよなく愛する80年代のフォリナーやジャーニーを「産業ロック」とディスってた渋谷氏ですんで、私がZEPをディスっても問題ないでしょうw

 

ZEPの代表曲というと「天国への階段」です。

www.youtube.com

 

たしかに序盤のジミー・ペイジのアコギと抑制気味のロバート・プラントのヴォーカルは素晴らしいですが、一番盛り上がりのところのギターとヴォーカル、あのダサさは何なんでしょうね?? 盛り上げてるつもりなんでしょうが、ホンマなんかやってることが古臭くてゲンナリしかありません。・・ま、名曲と名高いこの曲をこんなクソミソに評論してるのを見聞きしたことないですがw

 

後期のZEP全般に言えることです。ホンマ、古臭いんですわ。デビューから50年を過ぎてるので当たり前かもしれませんが、ビートルズ、そしてZEPより格下扱いのハードロックの代表格ディープ・パープル(第二期)なんかにもそんなことはあまり感じません。

世間的にはどうなんでしょう?ロック好きの若い世代がZEPを聴いてどう思ってるんでしょうかね。

 

ということで何かいいバロメーターはないかと考えて思いついたのが「YouTube公式チャンネルの登録数」の比較です。現在活躍中のアーティストは勿論のこと、昔の有名アーティストも今やほぼすべて公式チャンネルを持ってると言っていいでしょう。そして海外のアーティストなんかはビデオクリップのみならずアルバム毎YouTubeで聴ける時代にきてます。

ビートルズもZEPもピンク・フロイドもほぼ全公式アルバム・楽曲がYouTubeにアップされてます。

勿論、その登録者数の数字は新しいアーティストに圧倒的に有利であり、若い人のほうがYouTubeに接する機会も多いでしょう。今回の主目的である比較的若い世代の評価のバロメーターと言えるかもしれません。

では、有名どころの各アーティストの登録者数をテキトーにピックアップしてみます。

※2019年12月28日現在のもの

 

ビートルズ・・・374万人

 

ピンク・フロイド・・・167万人

 

U2・・・162万人

 

ボン・ジョヴィ・・・462万人

 

ガンズ・アンド・ローゼズ・・・697万人

 

・マドンナ・・・353万人

 

マイケル・ジャクソン・・・1560万人

 

テイラー・スウィフト・・・3670万人

 

やはり現役アーティストの場合は桁が違いますが、他のアーティストの数字とかを見てもやはり全盛期時代の評価と異なる場合が見受けられます。

 

そしてツェッペリン、それとツェッペリンの二番煎じと当初揶揄されたクイーンは・・

 

レッド・ツェッペリン・・・146万人

 

・クイーン・・・1130万人

 

まぁホンマ隔世の感がありますな。栄枯盛衰とも言えるかとw

勿論、クイーンの場合は映画のヒットがあったのでこの数字を鵜呑みにはできませんが、それでもさすがにこの数字の開きは今のクイーン、そしてツェッペリンの評価を物語ってるんじゃないでしょうか。

今から50年後、ビートルズ解散から100年ということで今年のように各音楽関連メディアでビートルズは取り上げられるでしょうが、ツェッペリンは話題になるでしょうかね。

時の流れに耐えられる「音」ではないんだと思いますな。

 

以上、ツェッペリンの2ndだけこよなく愛する私の独断と偏見でしたw