ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

ちょうど50年・ビートルズのラストコンサート映像「Don't Let Me Down」


The Beatles - Don't Let Me Down

上の映像が撮影されたのはちょうど今から50年前、1969年1月30日です。
アップル(ビートルズ設立のレーベル会社@ロンドン)本社の屋上でのゲリラライブのようすを撮ったものです。
実質、これがビートルズのラストライブです。

この「Don't Let Me Down」はシングル「Get Back」のB面曲でしてビートルズを代表する曲でもなんでもありません。それでも上の公式動画は2億ビューを超える再生回数になってます。
その理由はやはり50年前とは思えないあまりにクリアな映像ゆえにビートルズの生の息遣いが伝わり、50年の時を跨いでも全く色あせない音楽性と迫力を映像から感じることができるからじゃないでしょうか。
私なんてこの動画を何十回見てることかw

物心ついた頃にはとっくに解散していたビートルズですが、私が洋楽を聴き始めたころにはもうビートルズは「懐メロ」ってな扱いでした。
なんせ70年から80年代にかけて目まぐるしく音楽は変貌していったので60年代のビートルズの音はガキンチョの私には本当に「クラシック音楽」にしか聴こえなかったんですなぁ。

今は違います。
昔からビートルズの大半のアルバムを揃えていたにも関わらず殆ど聴いてこなかったのですが、ひょんなことからまた聴き始めたここ数年、アルバムを聴けば聴くほど古いなんてな先入観は払拭していって、新たな発見の連続です。
不思議なもんで逆に70年代に活躍したツェッペリンなんかのほうが今は古臭く感じますわw

ビートルズってのはデビューしてすぐに世界のトップに立ったので、60年代のアーティストとは思えない膨大な音源と映像などが残っております。それゆえハマると深掘りしてしまう要素が多分にあるかもしれませんが、逆にそれら貴重な資産は我々をこれからもいろんなかたちで楽しませてくれるでしょう。

活動中は時代を背負い、いなくなってからもあらゆるジャンルの音楽に影響を与えつづけたこんなアーティストは結局ビートルズ以降の半世紀に出てこなかったですし、今後も二度と現れることはないでしょうな。

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