ビートルズにクイーン、古いアーティストがBillboardに次々ランクインしてる件
先週、今週と数年ぶりにBillboardのアルバムチャートを見ていますが、やたら古いアーティストのアルバムがランクインしていることに気づきました。
私が気になったアルバムを下位からピックアップしてみます。
ご存知レッチリのベスト盤は2003年リリースですが、根強い人気のようです。
ビートルズで1位を獲得した曲を集めたベスト盤が最初にリリースされたのは2000年です。2015年にリミックス、リマスターされて再びリリースされました。
AC/DCの80年リリースのこのアルバムは全米でリリースされたすべてのアルバムのなかで5位前後にランクする枚数を売り上げてます。
76年にリリースされたこのイーグルスのアルバムは名盤「ホテル・カリフォルニア」より前に編集されたベスト盤（つまり、「ホテル・カリフォルニア」は含まれていない）にも関わらず、なんと全米においてはすべてのアルバムの中で最高の売上げを誇ってます。
つまり、全米ではマイケル・ジャクソンの「スリラー」より上ですｗ
自分たちのアーティスト名を冠した91年のメタリカの傑作です。
事実上のビートルズのラスト・アルバムです。
当時も数ヶ月にわたって1位を記録したはずですが、意外とランクインの週は283週と少ない。
やはり当時の音楽業界はとてつもなく強力だったので、入れ替わりが早かったのかもしれません。
80年末にリリースされたガンズのデビューアルバムにして最高傑作です。
ご存知マイケル・ジャクソンのモンスターアルバムです。
ダントツの史上最高の売上で世界でのセールスは1億枚を超えると言われてます。
その数字は今後も伸びていくでしょう。
70年代末にリリースされたフリートウッドマックの「噂」も当時とんでもない売上げを記録しました。
私個人的にはいまいちピンとこないのですが、現時点でもランクインするということは未だ評価は高いようです。
レゲエのレジェンド、ボブ・マーリーの84年リリースのベスト盤です。
ジャーニーのオリジナル・アルバムの最高峰は81年の「Escape」でしょうが、このベスト盤も非常にクォリティが高いです。
68年リリースのこのジミヘンのアルバムは確かに名盤なんでしょうけど、なぜこのタイミングでいきなり圏外から92位にチャートインしたのかは不明です。
クイーンの全キャリアを網羅したベスト盤です。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の公開でクイーンのベスト盤が世界中で売れてるんでしょうが、クイーンについてはオリジナルアルバムも必聴です。
ちなみにサントラ盤「ボヘミアン・ラプソディ」は7位にランクしてます。
リリース50周年を記念してリミックスされたビートルズ「ホワイト・アルバム」が初登場6位にランクイン。
それにしてもこれだけ古いアルバムが何十年も時を経てランクインされてるってのは、チャートの集計の仕方が目まぐるしく変わる中での影響もあるかもしれませんが、やはり今の音楽業界の没落にあるでしょうな。
クソみたいなアルバムしか新たにリリースされんから、昔のアルバムを聴くしかないということなんしょう。
若い人も結構昔の音楽を聴く人が増えてるんじゃないでしょうか。
今後も古いアルバムが次々ランクインしてくる現象が続くことになりそうです。
