一両目の真実:福知山脱線事故に遭われた方の手記
僕が住んでる近くに事故で有名になった福知山線が走っておりまして、この路線はもともと
30年ほど前までは単線でした。
その路線で武庫川という2級河川の渓谷沿いを走る区間があったのですが、複線化するにあたり、
渓谷沿いで工事をするのは難があるということで、渓谷沿いの路線を廃止、山をぶち抜いて
長距離のトンネル内に新たに敷設換えしたわけです。
30年ほど前までは単線でした。
その路線で武庫川という2級河川の渓谷沿いを走る区間があったのですが、複線化するにあたり、
渓谷沿いで工事をするのは難があるということで、渓谷沿いの路線を廃止、山をぶち抜いて
長距離のトンネル内に新たに敷設換えしたわけです。
その廃線した渓谷沿いの区間が今も大半が残ってまして、現在ハイキングコースとなっております。
僕も近所なので一度行った事があるんですが、近いうちに再度行ってここで紹介しようと思い、
先ほどネットで改めて廃線のことを検索してみたら、思いがけない手記を目にしました。
僕も近所なので一度行った事があるんですが、近いうちに再度行ってここで紹介しようと思い、
先ほどネットで改めて廃線のことを検索してみたら、思いがけない手記を目にしました。
この手記、長文ですが、事故に遭われた執筆者の吉田さんは恐らく物書きが本職と思われる方で、
文章は非常に読みやすく、その当時の心理状態や情景描写は読むものを釘付けにします。
文章は非常に読みやすく、その当時の心理状態や情景描写は読むものを釘付けにします。
あの事故を起こした快速の1両目に乗っていた吉田さんは、5時間に渡り電車内に閉じ込められます。
激痛に耐えると同時に挟まっている足が壊死しているのではないかという不安が頭を過ぎるなか、
レスキュー隊員たちとの一体感とその方たちへの感謝の念が芽生えてまして、極限状態においても
人間は意外と冷静になれるものだと驚かされます。
激痛に耐えると同時に挟まっている足が壊死しているのではないかという不安が頭を過ぎるなか、
レスキュー隊員たちとの一体感とその方たちへの感謝の念が芽生えてまして、極限状態においても
人間は意外と冷静になれるものだと驚かされます。
吉田さんは最後にあまりに頼りない対応だった車掌のことや、記者会見時のマスコミ、
知ったかぶりの評論家などのことについても触れておられます。
知ったかぶりの評論家などのことについても触れておられます。
この事故は僕にとってもあまりに衝撃的であり、今まで努めていろいろな記事や報道を
目にしてきましたが、この吉田さんの手記ほど当時の状況が深く伝わる文章はありません。
「廃線」に関するHPを立ち上げておられるだけあって、鉄道に関しても詳しく説得力があります。
吉田さんの一視点でずっと情景を追っているので、あたかも自分があの事故に遭遇したかのごとく
感じられます。
吉田さんをはじめ事故に遭われた方、または遺族の方は今も「もしあのとき、もしこうすれば」
という思いの連続かと思われます。
目にしてきましたが、この吉田さんの手記ほど当時の状況が深く伝わる文章はありません。
「廃線」に関するHPを立ち上げておられるだけあって、鉄道に関しても詳しく説得力があります。
吉田さんの一視点でずっと情景を追っているので、あたかも自分があの事故に遭遇したかのごとく
感じられます。
吉田さんをはじめ事故に遭われた方、または遺族の方は今も「もしあのとき、もしこうすれば」
という思いの連続かと思われます。
是非とも、皆さんに読んでいただきたい手記です。