ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

台風19号接近~JR西、早々に運行停止決定の怪

昨日の朝、沖縄に住んでる友人に台風の状況をLINEで確認してみたところ、いつもすぐにレスが返ってくるのに、既読になっても全く返ってこない。
夜遅くに返ってきたんですが、返事が遅れた理由として、「24時間停電で携帯のバッテリーを温存してた」とのこと。

昨日沖縄周辺にいた台風19号の中心気圧は大体940hPaくらい。相当の風雨だったので、ホンマ大変やったと思います。
そんな巨大台風ですが、驚いたのが昨日の夕方の時点で「京阪神のJR各線全てを明日(13日)の16時から終日運行を見合わせ」とJR西日本が発表した件ですわ。

確かに巨大台風かしらんが、中心気圧もドンドン上がって軽くなりはじめ(13日10時点で975hPa)、移動速度も加速しだして、当初予想よりも関西に来た頃にはそないに大きな台風でもないんじゃない??と思い始めた時のこの発表。

当日の朝に発表するならまだしも、運行中止予定時刻24時間前の発表ってのはどうなんでしょうかねぇ??
ちなみに私鉄なんかは現時点(13日10時時点)では運行については発表しておりません。

最悪を想定して早めに対処することで混乱を避けるというのは大事なことですが、どうもこのJR西の早々の発表ってのは「ダイヤの乱れがめんどくさいから」ってな理由があるとしか思えませんが、どないでしょうか?
そりゃ各線をバラバラにそれぞれ運行の可否を決定したり、突然中止になった場合の客への対応なんかを考えると、はじめから「○時以降は運行やめますわ」と決めたほうが圧倒的に楽ですわな!

首都圏のほうはどうか知りませんが、京阪神のJR西についてはここ10~15年、何か事故があった場合のダイヤの乱れの酷さといったら尋常じゃない。
京都で起こった事故が路線距離で7~80キロほど離れている宝塚とか兵庫の北のほうの運行に影響がでるとかホンマわけわかりません。

それもこれも、大動脈の東海道本線から個々のローカル線、環状線など、昔はそれぞれが独立したダイヤで運行してたのが、利便性とスピーディーの過剰重視で、あちゃこちゃの路線に乗り入れてるのが全ての原因です。

例えば、本来ローカル線であるはずの福知山線の電車が、東海道線を走ったり、学研都市線を走ったりし始めたので、これらどこかの路線で事故が発生すると全部の路線に影響が出始めます。

これが原因で福知山脱線事故が起こったのは改めて言うまでもありません。
福知山線オーバーランをしたヘタクソ運転手が動揺して、ダイヤの乱れを少しでも軽微にしようと飛ばしまくって事故を起こしたのが原因です。
自分の凡ミスによる福知山線でのダイヤの乱れが東海道本線にも影響して、えらいことになることへの恐怖からと推察されています。

最近は大阪環状線にもやたらいろんな特急が走ってますが、あれはなんなんでしょうか??
昔は環状線ってそれこそ環状線の電車しか走ってなかったはずですが??
東京の山手線は平行にいろんな路線が走ってるんで、山手線の独立性は保たれてるようですが、環状線はそもそも上下1本ずつしか線路はありません。
そこに今や他の路線が乗り入れてるんで、殆ど災害の影響なんか出ないはずの環状線まで乱れることになります。

個々に独立した路線であれば、なんでもかんでもあちこちダイヤが乱れが波及することもないのに、やたらと人身事故等で運行の遅れや停止が頻発する京阪神のJR。
大勢の死傷者を出したり、毎日のようにダイヤが乱れる現状では利便になったのかどうか甚だ疑問ですな。

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風も大したことなく、時折日差しも指す大阪周辺の空。(13日10時過ぎ)
5時間後には全てのJRを止めることになりますが、そんなひどい天候になるのやら??