ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「N国」が国会へ・批判が集まるNHK、その金の使い方

まず最初に断っておきますが、私は「N国」の党首のオッサンのことを知ったのは先日の参院選後ですし、この党を支持しているわけでもありません。
オッサンの会見を見ましたが、しゃべりも大したことありませんし、ズル剥けひよこアタマの脂ぎったブサイクな男に何のカリスマ性もありませんわな。
あんな男を不必要に持ち上げてるやつはよっぽどのアホです。

しかしながら、ワン・イシューでNHKのみを標的にした分かりやすい作戦が功を奏したのでしょう。
べらぼうなカネと信者を総動員している「幸福の科学」すら未だ議員を送り出したことがないのに「NHKから国民を守る党」は見事に結果を出しました。まぁこれ以上は大して勢力拡大は無理とは思いますが十分なインパクトです。
※ちなみに維新が初めて国政に出たときの得票数に比べれば10分の1以下のハナクソみたいなもんですが

このブログでもよくNHKのドキュメンタリーを取り上げてますが、私はNHKの地上波は結構見ているほうです。
その私ですら、実はNHKスクランブルをかけるのは「大賛成」です。見ている私ですらそうなんですから見てない人にとってはそりゃNHKからカネを問答無用でむしり取られるのは許せないことでしょう。
N国から国会議員が出たことでNHKは連日「受信料を徴収することの正当性」について放送しているとのこと。国民のNHKに対する怒りを改めて認識したのか相当ビビっててるようです。

私がNHKに対して怒っているのは当然「カネ」です。
日本がどんどん落ちぶれ国民の収入は下がる一方でありながら、NHK職員の平均年収は1500万円とも言われています。

10年以上前、とある職員夫婦の子どもが心臓移植が必要ってことでその身分を隠しながら同僚たちとともに募金活動をやっていたのですが、ネットで身分がバレ、しかも自分たちはビタ一文医療費を出さないで募金を募っていたことに対して批判が相次ぎ炎上したことがありました。夫婦で仮に3000万の年収があって全部募金で賄おうってなら批判があって当然です。
このべらぼうな職員の給与は当然ながら我々のナケナシのカネから出ているもので納得できるものではありません。

気になるのが、無駄な制作費です。
全く視聴率が取れない大河ドラマに巨費をかけるのはまだ良しとしましょう。
日本一雨が降る「大台ケ原」に1年間籠もって雨だけを撮影するマイナーなネタのドキュメンタリーも必要性があるかもしれません。
しかし、ここにカネをかける意味があるか?というのがホンマNHKでは散見されます。
例えばNHKのニュースなんかでCGにより視聴者にわかりやすくするのならいざしらず、全くどうでもいい無意味なところでやたらCGを多様しております。
完全に金銭感覚が欠如していて、使えるものなら使っとけと人員とカネを使い放題です。そこに節約の要素は微塵もありません。

それとNHKのカネの流れの不明瞭な点です。

NHKカルチャーセンター」みたいなのがよく分からんものが主要な駅ビルの中にテナントを借りて入っていたりします。
そしてNHK出版、そして映像関連などなどNHKの子会社が大量にありますが、これの儲けとか一体どういうところに流れていっているのか。どういう奴らがこの会社を取り締まっているのか、人間が流れているのか。

過去にこのブログでも書きましたが「プラネット・アース」というBBCとの共同制作の大ドキュメンタリー番組が昔あったのですが、NHKの場合はこのBBCとドキュメンタリーの素材にプラスして緒形拳(故人)を「案内役」として出してきて、あちこちで撮影して無駄に番組の内容をふくらませるわけです。

そして、これらがDVD化されたとき、私はホンマびっくりしました。
BBCNHKも同じ「エピソード数が11本」にも関わらず、NHKの場合はBOXを3つに分けて、それぞれ1万2000円~1万6000円、それに対しBBCはわずか£24.99(約5700円)でした。10倍に近い値段の差です。

我々の受信料で作ったコンテンツを使って、なぜにそれからまた更に金儲けをしようとするのか意味不明です。我々に還元しないといけないでしょう。
例えば今の時代なら、著作権や肖像権でクリアしているものはネットで無料公開すべきです。
語学学習の番組もいっぱいありますが、そのテキストも本屋で高い値段で売りつけるのはおかしいでしょうよ。
ネットでそのテキストをPDF化して公開すればいいのです。
なぜに自分たちの私服を肥やす材料にしているのか。

没落していく日本にも関わらず・・つか、その没落する日本の悲惨な状況のドキュメントを連日大量に流しておきながら、自分たちのカネにまみれた体質を全く改善しようとしない。
そりゃNHKを全く見ない人たちの怒りはごもっともです。

ホンマ、即刻ニュース以外はスクランブルをかけて、受信料を払っているものに対しては映像、テキストのコンテンツを無料公開すべきです。
NHKに対する国民の怒りは今後も増幅していくでしょう。

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