ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

幽霊が見える病・レビー小体認知症

このブログで過去に何回も書いてますが、私は「この心霊写真には怨念が・・」だの、「この建物には霊があちこちに・・」なんてな非科学的なことを言って人をだまくらかす連中、およびそいつらを取り上げるマスコミに対して上岡龍太郎ほどでないにしろ(※後述)、ホンマ昔テレビなど見てて殺意をおぼえてたのですが、他人を騙すつもりなど全く無く、霊が見える善良な人は世の中に結構おられるでしょう。
その方たちは確かに見えてるんだと思います。
ただ、これも以前から言ってますがそれは単に「脳に問題がある」だけです。おそらく何かしらの脳の病気ですわ。

霊が見えるとか言ってる人は「目が開いてるのに体が動かないときに霊が・・」とかやたらクソマジメに語ってたりしますが、その時点でもう既に脳みそがおかしいことを言っちゃってますわな?
そんな脳内の電気信号が混線しているめちゃくちゃな状態での夢うつつをあたかもリアルな体験かのごとく真面目に語られても困るって話です。
そしてマトモな脳みその人でも磁場によって信号が混線してしまう可能性もあると言われており、それだけ人間が「見えてる」と思っているものはええかげんなものだということです。

先程放送されたNHK「ガッテン」では「幻視」が頻繁に見えて苦悩されてきた女性がその体験談を語っていました。
戸を開けたら知らない男が立っているもある瞬間に消えてしまう・・
車を駐車させた際、隣の車の助手席に女性が座っていたのに車を降りて振り返ると消える・・
ってなことが日常茶飯事で霊を信じてないその方は病院で診察を受けたところ「鬱病」と診断されます。
そして抗うつ剤を処方されるも、その薬を飲むことで更に体の調子が悪化したというものでした。

結局、脳にゴミみたいなものができたことによる「レビー小体認知症」が原因であることが発症してから10年以上経ってからわかったとのことです。
本当に大変な病気ですが、国内に90万人もの患者がいるとのことで決して珍しい病ではありません。
NHKで語られてた女性は39歳の若さで発症されたそうですが、通常は高齢者が発症するそうなので、今後誰しもがこの病気になる可能性があります。

症状としては以下の3つがあるそうです。
※3つのいずれも発症するということではなく、パーキンソン症状はなくても幻視が強いなど個人によって症状は異なるようです

1. 認知機能の変動
2. 幻視
3. パーキンソン症状

睡眠中にやたらでかい声でハッキリ寝言を言ったり、「寝癖が悪い」程度どころではない手を振り回したりするなど「レム睡眠行動障害」が見られる場合、レビー小体認知症が疑われるらしいので気をつけたほうがいいかもしれません。

ペテン師の飯のタネ、金縛りにあうようなボンヤリとした脳みその持ち主や上記のような病気の方の幻視、それが霊と呼ばれるものの正体なんですわ。
・・と断言したいところなんですが、実はひとりだけこれらに当てはまらないであろうはずなのに霊を語る人を私は知っています。

それは上沼恵美子です。
実はこの人もやたら霊を語るんですわ。
上沼恵美子はカネに汚くなく、そもそもそんなデタラメを語らなくても売れっ子なのでペテン師なわけもなく、しゃべくりも女芸人トップのキレがあるわけでそんな脳みその持ち主にも関わらず・・・これはホンマよくわかりません。

もう一点、霊を語る上で不可解なことが。
とある大学の学生さんたちの調査結果を纏めた本が出版されて話題になったり、NHKスペシャルでも取り上げられた「東北の被災地で頻発する霊体験」です。
ここでは割愛しますが、ちょっと上の私の理屈では当てはまらないものが事実としてあるようなのです。
そしてもちろん亡くした者に対する思いからのものであろう霊体験までを否定する気は毛頭ありません。

※上岡局長激怒事件・・・関西ローカルの人気番組「探偵ナイトスクープ」の初代司会者であった上岡龍太郎が番組内の「恐怖の幽霊下宿」なるVTRで霊媒師がお祓いをするシーンなどがあったことに激昂。(あくまでVTRは霊媒師を茶化して笑いにもっていくような編集。探偵担当は桂小枝
上岡がディレクターたちにVTR作成の意図を問いただすも、納得のいく回答が得られなかったため、番組収録の途中で客入りの会場から出ていった事件。
その一部始終はオンエアされた。