ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「殉愛」百田尚樹・作家生命の危機~たかじんの嫁の重婚疑惑浮上

一昔前まではなかなか判明しなかった「人の不正」というものがネットによって簡単に暴露・拡散されてしまう時代になりました。
STAP細胞」がその典型でしょう。  
特にネットでつまらんことをダラダラ書いてる人間の不正を暴くことはネット住民にとっては造作も無いことのようです。



全国・・とくに関東の人にはあまり馴染みないでしょうが、「やしきたかじん」というのはやはりテレビ好きの関西人にとっては特別な存在でした。
もちろん、彼のギャーギャーと番組で吠えたり、新地で遊び周るような豪遊を自慢気に話すことに誰しもが好感を持っていたというわけではありませんが、一見調子こいたオッサンのようには見えるものの、彼は非常に自分を客観視していたし、慎重でもあったし、ポリシーをもって仕事を選んでました。

彼が亡くなった時にも書きましたが、何よりカネに汚くない。
CMに出ることによって発言が制限されることがわかっているため、極力そういう広告塔の仕事は避けてました。
自分の人気番組「そこまで言って委員会」については、関東に流れることで番組自体のポリシーが曲げられることを危惧して、全国でも関東だけ頑なにネットしないことに拘っていました。

やんちゃながらも、彼のそういう根底にある生真面目さを視聴者は察知していたので、彼は関西人・・特に大阪人に受け入れられたいたんでしょう。

そのたかじんは死後、彼と面識のない百田尚樹が書いた「ノンフィクション」とやらによって汚されてしまうことになりそうです。

たかじんのがんが発覚する直前に偶々知り合った「さくら」という女。
この女はたかじんの死後、百田尚樹に近づきたかじんの闘病中についての本の出版をするように働きかけます。(少なくとも彼女の行動はそうとしか思えん)
百田氏はたかじんのヨメに対して、「カネ目当てでたかじんに近づいた」という悪い印象を持っていたらしく最初は警戒していたといいます。
ところが、彼女と話している間に彼は彼女のたかじんに対する一途な愛に心を打たれたらしく、執筆を決意。時には涙しながら取材をしたといいます。
そうして、死んでからまだ一年に満たないこのタイミングで「殉愛」は出版されました。

ワタシはこの本を買ってもないし読んでもないので批判する立場にないかもしれませんが、とりあえず、この「殉愛」の宣伝のために2時間スペシャルとしてたかじんの最期のようすをとりあげた「金スマ」は観ました。
その番組自体、「殉愛」に沿って作成されたもので、百田氏もゲストとして出てました。

まぁ壮絶な闘病のようすが紹介されまして、その内容は驚くものでした。闘病中に献身的にたかじんを支える「さくら」がメインの内容で、なんせ、この女がめちゃ最高の女性として本では描写されてるようなんですわ。
下の世話から何からその介護のようすは普通ではありえないレベルで献身的・・みたいに百田は我がの取材に基づいて番組では主張はしていたんですが・・。

しかし、この本の中でも触れているようですが、たかじん本人は自分の醜態を晒したくないという美学がありました。
彼はがんの手術から暫く経って突然テレビに復帰するのですが、それは見た目や体調が世間から「痛々しい」と思われない程度に回復するのを待って満を持してのものでした。
実際に彼は多少は痩せてはいたものの、食道がんにも関わらず彼の声は相変わらずスタジオ中によく通り、テンションも以前と全く変わらない高いもので、イチ視聴者であるワタシも彼の全快を信じて喜んでいたほどです。
(但し、それも一ヶ月ほどして再発が判明し、すぐに休養に入ります)

その彼が闘病中の悲惨な状態を世間に知らしめることを快く思うとは思えないと彼のキャラを知っている誰しもが思うところでしょう。



出版された「殉愛」はアマゾンで瞬く間に一位に。
アマゾンのレビューでも評価は高かったのですが、それが突然一転します。

「さくら」というヨメの重婚疑惑の浮上です。
彼女はたかじんに会うまではイタリアでネイルサロンを開いていて、一時帰国した際にFacebookで知り合ったたかじんと会い(「さくら」は関西人にも関わらず、たかじんという芸能人を知らなかったという)、そのすぐ後に彼の発病を知ってそのまま彼を支えたということになっているのですが・・

ネット住民によると、イタリアでは既に結婚していたというんですな。籍を入れてたかどうかは知りませんが、式を挙げてるようすの写真が出回っているようです。
「さくら」なる人物はツイッターやらFacebookやらSNSをやっていたらしく、そこからネット住民に調べあげられたようです。

そして今やもちろん、アマゾンのレビューもめちゃ荒れております。

イメージ 1
拡散されている写真の一部。モザイクはワタシがかけてます。

真意の程は近いうちに判明してマスコミを賑わかすことになるかと思いますが、どちらにしろ、この前死んだところのこのタイミングでヨメが人気作家に闘病記・・しかも自画自賛の我がが主人公みたいな本の出版をもちかけるとか、眉唾モンもいいところですわ。

んで、百田尚樹氏。
300時間もヨメの取材をしたというこのオッサンは、短時間のあいだに簡単に調べだしたネット住民よりも取材能力が落ちているということか。
それとも、関西ローカルのイチ構成作家だった彼が、今や日本でダントツ「一番売れてる作家」に上り詰め、世間からもてはやされすぎて浮足立ったゆえの大チョンボなのか。
やはり、人間というのは絶好調な時ほど自戒せねばならんということを改めて思いしらされますな。

最後にアマゾンのレビューに載ってた印象的なコメントを2つ紹介して終わります。

※あくまでアマゾンのレビューで真意のほどはわかりません。ちなみにこの本はたかじんの初婚の時にできた唯一の子どもである一人娘について悪く書いているらしい



5つ星のうち 1.0 娘さん, 2014/11/14
投稿者 Amazon カスタマー

母がたかじんさんの娘さんと娘さんがご結婚前の知り合いです。
お父様は、関西では有名な方だし家庭環境で苦労されたと思われますが、
とても身の静かで好感の持てる方だと聞いていました。
親子関係では、ときには、乱暴な言葉けんかをしたり、親子にしかわからないことも沢山あると思います。
ただ、たかじんさんも娘さんを信用していたからこそ、会社を任されていたのではないのでしょうか?
色々あったにしろ娘さんは、亡くなられる少しの間にご病気のお父様が
知り合って間もない自分が知らない女性と知らない間に結婚されつらかったにではないでしょうか?
唯一血を分けたお嬢様を実際かわいくないはずはありません。
娘さんがご結婚された際は大変喜んでおられたようです。
このような本がどれだけ娘さんを傷つけるかと思うとととても不快です。



5つ星のうち 1.0 嘘ばかり。。。, 2014/11/13
投稿者 kurumi 

彼女と昔一緒に働いたことがありますが。。。イタリア育ち??たかじんを知らない??
イタリアにいたのはイタリア人と結婚してたときのみかと。。。たかじを知らなかった!?彼女は関西人かと。。。笑

結婚はイタリア人で2度目でたかじんとは3度目かと。。。ちなみに1度目はたしか日本人だったと思います。

善子という名前でさくらという名前は犬の名前だったような。。。改名でもしたんですかね??今は犬がさーちゃん!?

どんな本になってるか興味ありましたが口あんぐり。。。死人に口なし。。。たかじんさんと百田さんが気の毒でなりません。本を購入された方も。。。

コメント頂きましたので追記致します。

彼女は今森田さくらと名乗っておりますが、森田=一番最初の旦那の姓  さくら=飼っていたいた犬の名前で、そちらで婚姻届けを提出しているということは、姓も名も偽名というより改名したと思われます。

あとテレビなどの再現VTRなどで見て感じた事は、たかじんさんの生前の手記が彼女の筆跡と非常に似ていると感じた事です。。。証拠などはもちろんありませんが。。。