ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

機動戦士ガンダム 第43話「脱出」予告

ナレーター:

終局である。
シャアとアムロが生身で対決するなど既に戦争ではない。
ニュータイプに課せられた宿命なのだろう。
ホワイトベースア・バオア・クーの紅い炎が包んでゆく。
機動戦士ガンダム次回「脱出」。
君は生き延びることができるか。
 
 


「脱出」予告編

 
故・永井一郎氏による渾身のナレーション、機動戦士ガンダムの第43話であり最終話でもある「脱出」の予告編です。
なぜかPCの中に動画が転がってたので私がアップしましたw
 
視聴率の低迷、ガンダムの超合金や絵本が売れないこと(w)によるスポンサーの圧力、宇宙戦艦ヤマトの3分の1の作業人員、作画監督の大病による途中離脱。
そのような地獄の現場においてこのアニメは作り出されていたわけですが、中盤のジャブロー編あたりに差し掛かったところで、全52話の予定だったガンダムは43話での打ち切りが決定されます。(それを聞いて逆に現場全員が安堵したといいます)
 
しかし、9話の短縮にも関わらず、本当に素晴らしい展開でこのアニメは終局を迎えます。打ち切りの感は微塵もありません。
「巨大ロボットもの」であるのに、最後の最後はパイロット同士が生身で対決するなど前代未聞です。
こんな人間臭いアニメを絵本や超合金を買うようなガキンチョに理解できるはずもなく、売れるわけもありませんw
 
改めて大人になってからTV版を見ると、ガキンチョのときに面白くなかった回・・つまり、ガンダムの露出が少ない回ほどその話の深さに感銘を受けます。
間もなく、機動戦士ガンダムの第一話が放映されてから40周年を迎えます。
 
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