南三陸町・かさ上げ前とかさ上げ後

上は南三陸町の被災地で2016年3月に撮影したものですが、まだかさ上げの工事中でした。

かさ上げ後の様子はどうなっているのかとグーグルのストリートビューを確認してみました。ほんと、こういうときはストリートビューが助かります。

上記は2012年撮影のものですが、上で赤丸で囲ってる家屋は高台の上だったので津波の被害も見た目では殆ど受けておりません。

この写真の場所が今どうなってるのかストリートビューで探してたのですが、なんせ南三陸は道路そのものが毎年激しく変更していたので、ビュー上で移動していても、ある瞬間に撮影時期が変わって全く別の場所に飛んでしまったりとビューも混乱している状態。探すのが大変だったのですが、見つけました。

上はストリートビューで2018年6月撮影されたものらしいです。

私の写真の撮影位置とは異なりますが2軒が写ってるのがわかるでしょうか？

要は10ｍ以上はあったであろう法面部分が全てかさ上げされて、平地に均されています。

津波は防げるかと思うのですが、どこの山手の宅地造成地なんかもそうですが、切土の場所は問題なくても、盛土のところは地盤が弱い場合が多々あるようです。

被災地のかさ上げ部分も地震の揺れそのものにどれだけ耐えられるかは未知数です。

こういう状態なので本当に被災前の面影は全く無かろうかと思います。

報道を見てるとまだ被災地のあちこちでまだ工事が行われている箇所もあるようで、今日で震災から8年にもなりますがまだまだ復興には程遠い感じです。